イニストラードを覆う影・異界月チームシールド攻略記事

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目次

1.プールを貰ってからの並べ方

数多のプロでもそれぞれが難儀する、チームシールド特有の情報量。

カードの並べ方一つで上手くまとまる、重要な行弘流の手法を解説。

2.各種アーキタイプ解説(重要項目)

チームシールドのデッキ構築はまずは環境にあるアーキタイプを全て理解する所から。

環境にあるアーキタイプの種類とその特徴、アーキタイプに必要なカードと、組めるボーダーの解説。

3.各アーキタイプ相性(重要項目)

チームシールドには明確にメタゲームがあります。そのメタゲームを制するためにはアーキタイプの相性を知る必要があります。

アーキタイプ毎の相性と、それから導き出される組むアーキタイプの優先度の基準を解説。

4.デッキを組む基準となるサンプルリスト(重要項目)

実際にデッキを組む際に見た目の綺麗さに騙されて組み間違えてしまう事があります。

そうならないために、チームシールドとして基準となる良いリストと悪いリストを比較して解説。

5.デッキを組む際に気を付ける事(重要項目)

30回以上プールを組み直し、幾多の対戦でテストしてきた経験から生み出されたチームシールドならではの行弘流の隠された構築セオリー。

通常のドラフトでは使うがチームシールドでは使ってはいけない落とし穴的カードや、使うと得しやすい積極的に採用したいカードを解説。

1.プールを貰ってからの並べ方

通常のシールドとチームシールドには大きな違いがあります。それは単純にプールのカード枚数が多く、チームシールドの方が情報量が多い点です。

情報量が多いという事は、それをまとめる能力が無ければ正しい正解を導きだす事も難しくなってしまいます。

この項目では正解を導く確率を上げる僕流の整理しやすいチームシールドのカードの並べ方を皆さんに伝授させていただきます。

・まずプールを貰ったらレアを抜き出し並べる

デッキを組む指針になるレアをチームメンバーが一望できるように、レアは色別の束に入れるのではなく、抜きだして並べるようにしましょう。

レア次第で組めるアーキタイプや、レアの強弱でコントロールを組むか、ビートダウンを組むかの判断がある程度できるので、レアの情報は非常に重要となります。

・アーキタイプ別にカードを抜き出し並べる

次に、色別の束からカードをアーキタイプ別に並べていきます。

ここで言うアーキタイプは2色の組み合わせでは無く、特定のカードとのシナジーを発揮するカード群です。

分かりやすい例でいえば「昂揚」ならば「昂揚」のカードとカードを山札から直接墓地に送る《発生の器》等のカードを一緒に抜き出していきましょう。イメージとしてはカードプールからドラフトのようにカードを相性の良いものを複数の束にピックしていく感じです。この際色別に分けるのではなく、「昂揚」のアーキタイプの束に相性が良い全色のカードを並べるようにします。

これを複数のアーキタイプ分抜き出す事で、自分のプールでできる事の幅を把握しやすくなります。アーキタイプの他にそれらと組み合わせるアーティファクト群と、各色の除去も抜き出して並べるとより情報を正確に把握する事ができます。

このアーキタイプ出しの後に残ったアーキタイプに属さないクリーチャー・スペルは各色の束として置いておきます。これらのカードは後に実際にデッキ構築をする際にアーキタイプに属さないデッキの肉付けのパーツとして使います。

アーキタイプ抜き出しが終わったら、チームメイト全員で強そうなアーキタイプをピックアップし、その中で作れそうな組み合わせでデッキを作って行きます。もし作れそうな組み合わせの中でカードが競合しそうな場合は3つのデッキを同時に作るのでは無く、まず被りそうな2つを作ってみて無理が無いか確認すると構築時間の短縮に繋がります。

作れそうな組み合わせを3つ考えるのが難しい場合は、アーキタイプカードが多いアーキタイプをとにかく組んで思考錯誤してみましょう。実際に組んで弱そうな組み合わせを取り除いていけば、正解に辿り着きやすくなります。

では、実際に抜き出す必要性があるアーキタイプを次の項目で解説していきます。

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