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wonderful world!!!

懐かしい。ひたすら懐かしい。懐かしい曲を聞くと胸の奥がきゅっと締め付けられて鼻の奥がツーンとする。曲を聴いていた時の気持ちが一瞬にして戻ってくる。そんな体験を久々にしたライブでした@京セラドーム。

<以下、十五祭のネタバレ少しありますので念のため>

昨日(7/28)に京セラドームで行われた関ジャニ∞の「十五祭」というタイトルのライブにご近所エイターさん(関ジャニ∞のファンの事をエイター:eighterと呼びます)と行ってきました。関ジャニ∞のライブに行き始めたのは12年前。当時まだ小学生だった娘の付き添いで「ええええええー、アイドルとか興味ないし」という気持ちで渋々行ったのですが.....ええ、ハマってしまいました。TVで観るよりも一生懸命でキラキラした目をしている、でもまだ全然垢抜けない彼らが眩しくて応援本能をぐっと掴まれてしました。

でもこの12年間、ずっと同じ「熱さ」で応援していた訳ではなく、「無責任ヒーロー」(by関ジャニ∞)よろしく「上がったり下がったり」しながら私のベースになっています。最近は他にも好きなものが増えて自分の許容量からはみ出てて忘れがちではありましたが......(笑)。

振り返ってみるとこの12年の間に私の中のエイターとしての潮目はありました。

それは東京進出の時。心境としては息子が社会に出て行くのを見守る母のような気持ち。大事に育てたものが大きく羽ばたいて行くのを本当に誇らしく嬉しいのだけど、反面でなんとも言えない寂しさ。もう応援しなくても大丈夫なんだ、エイターも卒業かなという思いでいっぱいになりました。実際に熱量は一時期より明らかに下がっていたし、それまで一緒にエイターをしていた娘もエイターを卒業していきました。ライブ参戦への私の中での優先順位もぐっと下がってここんところは「お茶の間エイター」(ライブに行かずに応援する派)をしていました。

そんな中での渋谷すばるくんの脱退。記者会見で想いを語る彼らを観るのは本当に辛かったけれど自分の想いをちゃんと言葉にして顔を出して語る態度は彼ららしくて私が好きだったのはこの「素直さ」だったんだなってことを思い出していました。そしてこんな時だからこそちゃんと応援しようとも決めました。ただし、今までのような熱さはさすがに(年齢的に)キツい(笑)のでそこはマイペースで。

で、これが今回のライブに続くのだけど.....。今回は辛かった。

前半は十五祭にふさわしい懐かしいけどなかなか歌われてこなかった曲が怒涛のように続き、バンドもアコースティックで静かなアレンジの曲で年を重ねてきた彼らにぴったりだなと。ダンスも素晴らしかったし、こりゃまだまだしっかり応援しなきゃなと鼻息が荒くなるほど興奮しておりました、はい。よくここまで育ったね〜〜〜と感動

途中のMCの固さ、舞台筋書き通りの流れ、言わされてる、というか余計な事を言わないように完全に作られてるセリフ調の個々の感謝映像、そして意味深すぎる花の歌......。いつもなら個々の仕事の紹介(映画やドラマなど)もあったのにそれすらない。仕事がないのならないでそれはそれで「ツッコミ」代(しろ)になっていたのにそれもない。枠があってもそこからわざとはみ出して自由でまっすぐな所が彼らの魅力だったのに辛かった、悲しかった....。その流れからの怒涛の曲メドレーはモニターに過去のPVが流されていて、懐かしさと共にあの「熱い」エイターだった時の自分やあの時の「次は何をやってビッグになったろうかな?」と楽しそうに未来を語ったり新しい仕事にキャッキャ騒いでる彼らが眩しくて楽しかったなと、心の中はノスタルジックの嵐が吹きまくり。今ここで披露されてる曲も嬉しいのに胸の奥はぎゅーっと締め付けられる不思議な感覚でした。過去映像が走馬灯のようにも感じられる瞬間も多々あって、とにかくうまく笑えなかった....。

これが次のステップになるなんらかの仕掛けなら杞憂で済むのでしょうが、私の中でのもやもやゲージはしばらくは下がりそうにもありません。エイトのライブにいってこんな気持ちになるのは初めてでそんな感情に少し戸惑っています。

以上。

どこにも吐き出せないのでここに自分の記録代わりに書いてみました。タイトルの「wondeful world!!!」は関ジャニ∞の曲でこの曲が発売された当時の彼等は今も大好きで、こんな日々がまだまだ続くと信じて付けてみました。

歌詞の一節が特に気に入ってるので最後にちらりと。

「偶然に重なった手と手が ねぇほらね とけていくよ いつまでも僕らは願うんだ 毎日に僕らの笑い声が ずっとね あると」