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Pepabo Maker Festival Kagoshima 1st に出展して幸せいっぱい夢いっぱい!

GMOペパボ株式会社さん主催イベント『Pepabo Maker Festival Kagoshima 1st』にクリエイティブ・コーディング作品を出展してきました。


Pepabo Maker Festival とは?

Pepabo Maker Festival は元来ペパボさん社内の有志の方による作品展示会ですが、今回はペパボさんの鹿児島オフィス開設記念で社外の人の展示や観覧を可能にしてくださいました。

展示させていただける機会なんてそうそうありませんから、本当にありがたい機会をいただきました。

また、他の方の様々なジャンルの作品を見せていただくこともできて、主催者、参加者の方々にお礼申し上げます。
ありがとうございました。

会場には飲み物、お菓子、休憩場所まで用意してくださってましたよ!


当日の会場の様子

当日の会場の様子を順不同でご紹介します。

写真は出展者の方に許可をいただいてから撮影しました。
タイミング的にお話しできなくて写真を撮れなかったり、
…それと、撮影に失敗してたりして全部は掲載できませんでした。ごめんなさい!🙇‍♂️

他の出展者、ご来場の方々も Twitter で良い写真出してくださってます。こちらもぜひご覧ください。

バーチャルコンテンツ

南九州バーチャルコンテンツ研究会のエンズさん

碧波七美夏さんはスタイル抜群の美人さん!
こういう朗読に合わせて表情や口の動きを変えるのはどうするんだろう?と思っていたので、説明を聞かせていただいて勉強になりました。

かごんまの色

鹿児島大学 デザイン学の牧野先生

最近ちょうど配色について悩んでいたので、とても興味深くお話しを伺うことができました。

私が「この色の横にある説明無しで表現できるのが理想ですよね」と申し上げたところ、先生の「その逆もあり、色の背景にあるストーリーからその色に特別の意味を見い出すこともある」というお話しを聞けたのはありがたかったです。

100円ショップで作る小型模擬人工衛星

やまと さん

種子島ロケットコンテストの CanSat 部門(小型模擬人工衛星を高度 50メートルから投下、決められた目標地点へ飛行または走行してどれだけゴールに近づけたかを競う競技)に参加されている方。

市販のメジャーを流用してクッションと走行機能を両立させているのはすごく面白いアイディア!

たのしいイラスト

STUDY さん

テレビアニメ 今日もツノがある の原作者さんです!

鹿児島市電のジオラマ

くれは さん

鹿児島市には路面電車が走っていて、その風景を 3D プリンタを駆使した自作模型でジオラマを作ってらっしゃいます。
このアングルだと正に普段の風景目線!

竹細工

八木竹工業株式会社さん

鹿児島は竹林面積が日本一。竹細工も盛んです。
私も竹細工のコップ持ってます。

かわいいイラスト

aoiさん

髪のぼかしとかどうやるんだろう?と思ってましたが、単にペンで描くだけで別途ぼかしを入れるわけではないそう。
クリエイティブ・コーディングしていて「これ不思議ですね」と言われることがありますが、私にとっては手書きでこんな風に描けることがよっぽど「不思議!」に感じます。

デザインワーク

bananaworks さん

デザインされた Tシャツなど展示されていました。

AI で学部判断

🙇‍♂️ごめんなさい!お名前お伺いするの忘れました。

法学部と工学部の学生さんの顔写真を学習させた AI とのこと。
AI で志望校や就職先を決める未来が来るのだろうか?
AI と偽って実は裏で恣意的・人為的なコントロールが入るビッグ・ブラザー的な…

ガルパン『愛』が止まらない!

ロト君さん

コミケにも出展されていて、出展するオリジナルストーリーの本の制作に 2ヶ月ほどかかるとのこと。毎週描いているプロの漫画家さんの凄さを実感するとのことでした。

コースターいただきました。ありがとうございます。

建築と写真

なかお ゆうき さん

趣味の写真集と建築の設計図、コンセプト図を展示されていました。
風を感じられるトイレ建築のお話お伺いしたかったのですが、チャンス逸しました。

ヒボたん

モノづくりスペース TUKUDDO さん

明るい光を求めて歩き回る可愛いロボット!

すんごいイラスト

篠崎理一郎さん

これはもうとにかく見て!スゴイから!という作品。

ロボットボール omicro

ペパボの一瀬卓也さん

サイトのムービーでは目は無かったと思うのですが、今回出展されていたものには可愛い目がついてました。
表情豊かにするには「目」だと、SUZURI のキャラクター「スリスリくん」の目がヒントになったそう。

陶器

鹿児島大学 美術専修 工芸のフジタさん

とてもキモい(←最上級に褒めています!👍と思いました。
キモさでは私の作品が一番!と思っていたのですが…
人工物でありながら有機的でもあるこの感じはどう考えれば出せるんだろう? 今回最も印象深かった作品です。

パッケージデザイン

鹿児島大学 美術専修 デザインのカワノさん

鹿児島の名産のお茶と種子鋏の魅力や特徴をデザインでいかに伝えるか。
重箱のような綺麗なパッケージ。これはお茶を飲み終わっても捨てられませんね。

すてきなイラスト

ひとし太郎さん

80年代の雰囲気がお好きとのこと。だからメガネのあの人?

Android アプリに Line スタンプなどなど

イラストユニット「Iris Clover」の kaoron さん

イラストも描けるし、工作も出来る上にプログラムも書ける!
とても多才な方です。
先に紹介した「ヒボたん」のデザインも担当されたそう。

シールいただきました。ありがとうございます。

湿板技法の写真

松木大作さん

約 150年前の撮影技術の湿板技法で写真を撮影される方。
当時の湿板技法写真の実物も見せていただきましたが、コントラストがくっきりしていてとても綺麗でした。
保管が適切なら 500年以上保つんだそうです!

自分の出展物

私は趣味でやっているクリエイティブ・コーディングの作品を展示させていただきました。

こんな感じで告知もしたりして準備は万端!


映像作品

まず、ノートパソコンを持ち込んで 2本の映像を繰返し流すようにセッティングしました。
1本目はクリエイティブ・コーディングでいろんなものが作れるのを紹介するために自分の作品を編集したビデオ。

2本めは Processing で作った写真加工プログラムを使って、スター・ウォーズ エピソード9 の予告映像を加工したファンムービー。

映像編集には Kdenlive、再生には mplayer を使い、シェルスクリプトで順番に繰返し再生するようにしています。

スター・ウォーズの予告映像を加工するにはまず動画を ffmpeg で複数の静止画に変換し…… というのは長くなるのでまた別の機会に。😆

「クリエイティブ・コーディング」という言葉は一般にはあまり馴染みがないと思いましたので、簡単に説明した紙をパソコンの側に立てました。

これはもっと細かい話も書いて、沢山刷って持って帰ってもらえるようにしたらよかったと後から気づきました。

インタラクティブ作品

次に、ご来場の方に遊んでもらえるようにインタラクション性のある作品を 2点用意しました。
一つは触るとビクビク動くキモいやつ。

来場の方々の反応を見るに、単にビクビク動くだけじゃなくて、触ったところに触手が寄って来るようにするとより面白みが増すんじゃないかと思いました。
展示してみて初めて気付くものですね。

もう一つはスマホ等で表示させ、傾きをスマホのジャイロセンサで検知して描画のパラメータに反映し図形が変化するというものです。
スマホを振ると初期パラメータがランダムに変わります。

マウスにも反応するようにしてありますのでパソコンや画面タッチでも遊べます。

実機テストが足りてないので動かない機種があるかもしれません。それは私が悪いの。あなたのスマホのせいじゃないわ。😔

このスマホのセンサを描画に反映させるアイディアは WGG(@WGG_SH) さんからいただいたものです。

先の作品集のビデオでは文字が線画で出てくる場面があります。あれはフォント情報から図形を描画するというアイディアで、かめ. (@turtar_fms) さんからいただきました。

グッズ

最後に、こういう展示会には実際の「モノ」があったほうが良いだろうと思い、Tシャツなどのグッズを作成して持っていきました。

オリジナルグッズを簡単に安価で 1個から作れるペパボさんの夢のサービス「SUZURI」を利用させていただきました。とっても Good でしたよ!


グッズの作成記はそれぞれ別記事にありますのでよろしければどうぞ。

あと、クリエイティブ。コーディングに興味がおありでしたら、こちらもどうぞ。
全くのプログラミング初心者の方に向けた記事です。


総括、感想、感謝

初めて自分の作品の展示というものを行いまして、それはもう楽しかったです。

自分の作品の展示も楽しかったのですが、他の方の展示が面白すぎて自分の展示放ったらかしすぎだったところは大きな反省点。

あと、他の方に比べて私の展示の仕方ヘタクソでしたね。
見ただけでわかるような説明も足りなくて、配置とかポップとか見せ方にもっと工夫が必要だと思いました。

それともっと興味をそそるような薀蓄的なものを語れるといいなと思いました。
ただ作るだけじゃなくて、クリエイティブ・コーディングについての歴史とか、様々な手法とか考え方とかもっと色々学んでいきたいです。

作品自体も他の方のものに比べて追求が足りないと感じました。もっともっと深く!

鹿児島で実施いただいた意義

以下は、私の極私的な経験からの感想です。

鹿児島は質実剛健を旨とする土地柄。
面白いけど役に立たないものに価値が認められることはありません。
私がやっているクリエイティブ・コーディングのようなものに対する感想として出てくるのは「ばかんよな ※1」あるいは「ほいでこわないのやっにたっとじゃ? ※2」という言葉です。
※1:バカみたい
※2:それでこれは何の役に立つんだ?

なので私は素性を隠し、他人にさとられないようひっそりと「隠れクリエイティブ・コーダー」として活動しています。
私が夜な夜な画面に向かってクリエイティブ・コーディングをしていることを知っている人は周りにはいません。

今回の『Pepabo Maker Festival Kagoshima 1st』では同好の方々と何もはばかること無く好きな事の話ができて、自分の作品も見てもらえて感想もいただけて、本当に幸せでした。とても楽しい夢の空間でした。

鹿児島でこういうイベントを実施いただいたことは大変ありがたく思います。
次回もやりたいと言ってくださっており、こういうクリエイティブな活動がどんどん広まって、「ばかんよな」と言われるようなことが少なくなっていくといいなと思います。


次回開催時は出展じゃなくても運営のお手伝いだけでもできたら嬉しいです。

あらためまして、主催の GMOペパボ株式会社の皆様、参加者の皆さん、見に来てくださった方々、ありがとうございました。



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