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ビットコインは最高値更新!ETFの初日取引が好調なスタート!今後はアルトのターンか?

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前週からの動向

ビットコインは上昇を続け、円ベースでは史上最高値を更新。マウントゴックスの民事再生計画が可決され14万BTCの売り圧力が無くなるので、テクニカル的にも引き続き力強い環境であり、買い優勢が継続する展開となっている。

ビットコインは調整らしい調整をしないまま上昇を続けている一方、アルトコインの動きはまちまちであり、ビットコインほどの強さは見られていない。
これは、ビットコイン先物ETF承認のニュースと、実際にニューヨーク証券取引所で取引開始後、初日に売買代金が歴代2位の約10億ドルまで達したことで市場での期待値の高さが確認され、市場規模の拡大やビットコインの先行きへ期待が膨らみ買いが集まったためと考えられる。

現状、ビットコインを決済手段として保有・売買する投資家はまだ少数だと思われるが、ビットコインを金のようなインフレヘッジ資産としての役割で保有する動きが機関投資家を含め欧米を中心に増えているようだ。しかし、各社報道でも判るように、残念ながら国内勢にその向きはあまり見られない。
海外の投資家とリスクの捉え方の違いがあるものの、ドル円の上昇もあり、ポートフォリオの見直しが必要ではないだろうか。

市場動向

一方他市場を見ると、引き続きエネルギー価格の高騰などでサプライチェーン問題の深刻化が継続している。

インフレ圧力が高まる中、米10年債など長期金利の上昇、ドル高進行などで、金価格は投機的な売りによる下落に警戒がでている。
FRB理事の発言からもFRB内で「インフレ懸念」が台頭してきているだろうと推測でき、今後もインフレ圧力が後退しなければ、「一時的」と判断した高水準インフレへの対応として、テーパリングの完了前倒しや利上げ時期の前倒しに踏み切らざるを得ないとの見方が浮上、長期金利の上昇ペースが速まる可能性は十分高いだろう。

実際にテーパリングが始まり、株が大きく値を崩す可能性が想定されるが、伝統的な安全資産として金需要が中期では高まると思われ、一時はデジタルゴールドと言われたビットコインへの期待値も高いままになるだろう。
ビットコイン価格が年内にもう一段の上昇をするためにも、この辺りで一度調整してほしいところだが、その際、逆張りが主流の国内勢がどこまで本腰を入れて買うことができるかは、今日までのニュースやGoogleトレンドなどを見る限り限定的だろうと思われ、暗号資産交換業者としては非常にもどかしい。

それでも、今相場を見ているお客様には変動が大きくなることへの警戒として、指値や逆指値を利用するポジション管理には努めていただきたい。当社データからは警戒感の後退が見て取れる。

出遅れ気味のアルトコインもビットコインが頭打ちになってくるタイミングから物色が強まる可能性があり、ETH/BTCをはじめ、当社でも取扱いがあるアルトコインへの資金流入の期待も高まっている。ただ、個人的にはLTCのパフォーマンスについては、いまのところ今年も冴えないことから選択肢としては難しいか。
XRPの裁判やETH2の期待など、アルトコインでも注目ニュースが増えてくれば、今以上の力強い値動きにも期待できるので、定期的に価格に注目したい。

筆者:前田慶次
参照:Bitcoin日本語情報サイト

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筆者プロフィール

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株式会社ディーカレット 暗号資産事業グループ
トレーディングチームヘッド、マーケティングディレクター
SBIの為替ディーラー出身でプライシング分析から顧客取引などのビックデータ分析屋さんも兼ねていたので、取引はAIで取引シグナルを出しているものの裁量が好きなトレーダー。暗号資産交換業に転職してからは、AMLに加えブロックチェーン特有の分析まで顧客売買と市場動向両方に精通し、デジタルマーケティング分野も担当。日進月歩な業界なので日々全集中!! 好きな取引格言はミスターFXこと坂本軍治先生に言われた「Don’t Believe Your Position!!! 自分のポジションに恋するとロスカットが遅くなるから自分の相場観は信じるな!」です。
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