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チームで「Ezolico」をデザインした話②

渋谷ハロウィーンの様子を定点カメラで見れることを知り、参加しなくてもハロウィーンを楽しんだ気になれるお得な方法を今年初めて知りました。

今回から「UXの5段階モデル」戦略段階で行ったことについて説明していきます。

5段階モデルの「戦略段階」

ここでは大きなゴールを「誰に何を提供するか」を決定することとし、以下のことを行いました。

・ユーザーリサーチ
・ユーザー定義
・提供価値定義
・コンセプト設計

ユーザーリサーチ

友人にヒアリングをお願いし、北海道札幌市での交通事情についてヒアリングし、どのような悩みを持って生活しているかをリサーチしました。

ユーザー定義

ヒアリング内容をもとに、ペルソナを設定します。

ペルソナ設定

より具体的に「どのような人」ではなく、今回の想定するケースで「どのような考え方、行動をするか」を考えていきました。

感情、行動面での分析

提供価値定義

現状と理想の間にあるギャップを洗い出し、そこにある課題を定義しました。

提供価値の考え方

今回の場合は、「営業の仕事をするユーザーAさんが、天候の影響を受けることなく、約束の時間までに営業先に到着すること」を実現するためにどのような課題があるかを考えました。

想定される課題
・天候状況(雪)の現状による移動の難易度が不明
・現時点からどのくらい急げば間に合うのか?どのくらい余裕があるのかがわからない
・外に出て初めて天候の悪さ・路面状況の悪さ等に気づく

これらの課題を解決するために今回のサービスはどのような価値を提供することができるのか、を価値定義シートで示し、チームで持ち寄り検討を行いました。


価値定義検討

最終的な価値定義シート

最終価値定義シート


ユーザーを明確にすることで解決すべき課題がはっきりと浮き彫りになるため、サービス作りの中で戦略段階が最も肝になる部分だと感じました。

コンセプト定義

今回のサービスのコアとなる部分です。

「Ezolico」がユーザーに対し、どのようなポジティブな変化を起こすことができるか、を考えました。

マイルートにおける交通機関の状況把握&スムーズな移動を叶えるサービス

北海道での厳しい冬に、最適な交通手段(電車・バス・etc)・移動ルートの提案を行い、ユーザーがストレスのない生活を実現できる「移動の快適」を提供したい

「行動の変化」と「気持ちの変化」の両面に生じる変化をコンセプトとしました。

つづく…

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