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【極寒限界ニュータウン】神戸電鉄で行く関西のシベリア・三田市の新興住宅街「ウッディタウン」が色々とバブリーな件
大阪のベッドタウンとしてギリギリ北限を辿るとすると、千里丘陵などと同じ“北摂”扱いされていながらも、宝塚トンネルを越した先の山奥の深くに大規模なニュータウンを構える「兵庫県三田市」に行き着く。大阪駅からJR三田駅まで電車で約40分、北摂の里山に抱かれた、人口10万人を数える住宅田園都市。冬の寒さが厳しく、連日のように最低気温が氷点下を割り込む。別名“関西のシベリア”… ここは以前にもフラワータウンという場所を訪問した事があるが、今回はその隣にある「ウッディタウン」と称する、
【限界ニュータウン】隔絶された街、茨木市山手台「茨木サニータウン」住民がスーパーツジトミ倒産で買い物難民になっている件
先日お伝えした京都府京田辺市、近鉄新田辺駅東口にあった「スーパーツジトミ」の倒産による電子マネーカード利用者の“チャージ金踏み倒し”問題。地元民だけが細々と普段遣いしている土着弱小スーパーが急に電子マネーを導入するのは“危険の兆候”であるという前例を我々消費者側への教訓として残したわけだが、このスーパーツジトミって他にも三店舗ありましてですね、そのうちの一つが大阪府茨木市にもございます… って、茨木市とは言ってもかなり北部なんですけども、住所で言う「茨木市山手台」…いわゆる
【どこいな】保険金殺人犯に堕ちた元外資系保険マンのイケメソエリートが育った「猪名川パークタウン」【秘境のシロガネーゼ】
2021年7月、大阪府高槻市に住む54歳の資産家女性が自宅の浴槽で殺害され、その1年後にその女性の“養子”である28歳の男(犯行当時27歳)が逮捕された「高槻資産家女性保険金殺人事件」…元外資系保険会社のセールスマンの男と、その顧客として接点を持った、年齢差が倍もある女性。不動産や預貯金などで一億円はあるという資産を目当てに取り入っては、さらに死亡保険金総額1億5000万円という二件の生命保険を契約させた後に養子縁組をして、その僅か5ヶ月後に殺害を実行するという、身震いするほ
【まさに負動産】絶望ヶ丘、バードタウン、ローズタウン…北摂の超絶山奥に潜む「限界ニュータウン」の数々を訪ねる
今から三十数年前に訪れた「バブル時代」の事、マイホームの夢が土地の高騰で遠ざかっていた頃もあった中で、関西では当時の中堅サラリーマン層に対して将来的な不動産需要がとても見込めない、北摂地域の遠い山奥の秘境とも呼べるほぼ無価値な土地をごっそり開発した“限界ニュータウン”が次々生まれた。 その一つとして当編集部が何度もお伝えした「茨木台ニュータウン」(京都府亀岡市東別院町鎌倉見立)は、その生活環境がサラリーマンの通勤生活を前提とすると到底過酷を極めるもので、大阪府内の職場に片道
【限界マイホーム】バブル期に建設された北摂のマチュピチュ「茨木台ニュータウン」はどうなっているのか(2017年版)
今から10年前、大阪DEEP案内を開設した2007年に公開した「茨木台ニュータウン」のレポート、その名前とは裏腹に茨木市ではなく亀岡市に属する大阪・京都両府境の標高約500メートルもの隔絶された高地にバブル経済の最中建設された「北摂のマチュピチュ」と形容すべき大型ニュータウンの存在は世間に大きな衝撃を与え、翌年にはTBS「噂の東京マガジン」や毎日放送「VOICE」が取材に行ったり、様々な人々によって後追い取材が加えられ、この特異なニュータウンの輪郭をネットでも詳しく知る事がで