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【ガチ秘境】沖縄県八重山の無人島でたった一人、全裸で暮らすお爺さんに会いたくて

当記事は「新日本DEEP案内」で掲載していた記事を加筆修正の上、未掲載写真を増量した上で再公開しているものです。

2013年春、沖縄県八重山諸島を1週間の予定で回っていた中、西表島にも立ち寄った。観光客がこの島に遊びに来る目的と言えばカヤックだのトレッキングだの、自然観察・体験系の何かになるものと決まっているようなのだが、我々としては日本最南端の炭鉱として知られる「西表炭坑」の跡地と、無人島「外離島」にたった一人で自給自足生活を行っている爺さんに会いたいという願望しかなかった訳で。

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この外離島(そとぱなりじま)というのは、広大な面積を持つ西表島の中でも島の西側、いわゆる「奥西表」と呼ばれる一帯に位置している無人島だ。この地へは東京から約2000キロ、那覇から約450キロ。那覇空港、石垣空港を経て、石垣島のフェリーターミナルから西表島に渡り、さらにそこからレンタカーを借りてここまで来たのである。人類の文明が及ばぬ、ただただ深い森が広がる、日本屈指の秘境だ。

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