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【医療崩壊待ったなし!】新型コロナウイルスでこの先ヤバくなるのは東京23区のどこか

先日DEEP案内編集部がnote上にて公開した記事『【緊急事態】東京23区における「新型コロナウイルス」感染率が高い区と低い区の違いをDEEP案内編集部が考える』は読者の方々に多くの反響を頂いている。しかし東京都をはじめ日本各地でコロナ患者が急激に増えだしていて、マジで洒落にならない事態になってきた。都内の患者数は4月始めに1000人そこそこだったものが2000人、そして3000人超へと急増。国内全体でも12000人超にまで膨れ上がった。(4月22日時点)

はっきり言って「緊急事態宣言」は出すのが遅すぎた。しかも外出自粛や事業所の営業自粛を“要請”するだけの生温い対応だ。さすがに先週土日の都心の繁華街への人出はかなり減少したようだが、それも緊急事態宣言の対象となる7都府県のみで、その外側の地域に出かけて遊んでるアホどもを止める術もない。茨城では春日部ナンバーや足立ナンバーの車がパチンコ屋に来ていたり、静岡では御殿場インター近くにある“げんこつハンバーグ”が有名な「炭焼きレストランさわやか」の駐車場に首都圏ナンバーのアホ車が殺到して、当該店舗は苦渋の臨時休業に踏み切る始末。

そんなアホどもに今更“説教”してもしょうがないのだろうが、もう完全に我々日本人は“人類対ウイルス”の全面戦争という「戦時体制」の最中にある事を繰り返し申し上げたい。いつまでも呑気に構えている連中のなんと多い事か嘆かわしいが、我々の意識の外でこの国の医療・治安という人の生命に関わる重要なインフラは音もなく今にも崩れ落ちそうになっている。

もはや“私権の制限”がどうとか呑気な事は言っていられない。未だに政府は所得制限なしに国民に10万円ぽっちを配るかどうかのくだらない議論に心血を注いでいるが、もうそんなレベルではない。全国の一般市民はおろか、それらを最前線であたる医療関係者が死のリスクに怯えながら悲鳴を上げ続けている。

政府には重ねてお願いしたい。『“命”あってこその“人権”』である。当方は全国民が腹を括って1ヶ月間の外出禁止令に従うだけでも状況はかなり変わるものと考えている。どうか賢明な決断をして欲しい。

至急、東京都にも「コロナ専門病院」を作るべきだ!

このところコロナ患者の急増で、都内にある感染症入院患者を受け入れられる病床は一瞬で埋まってしまい、普通病棟にコロナ患者を受け入れざるを得ない、厳しい状況になっている。国立国際医療研究センター病院や自衛隊中央病院など、感染症治療のスペシャリストが揃った医療機関ならともかく、多くの病院に務める医師や看護師等が未知のウイルスに対する心構えが出来ておらず、手探り状態で治療を続ける中、悲惨な院内感染を起こしているケースが続発している。このままでは、通常の手術で助かる命も助からない。

今は誰しもが下手に病気をすることも交通事故に遭うこともできない、とんでもない非常事態なのだ。

対して大阪市では淀川区の「十三市民病院」をコロナ感染者用専門の病院にするべく動いている。この流れに東京都はもちろんの事、全国の自治体も従うべきだ。新型コロナウイルスは既存の感染症と比べても恐るべき感染力の高さを持っており、通常のインフルエンザのような感覚で市中のフツーの病院が対処するにはあまりにリスクが高く、たちまち院内感染で医療リソースを容易に潰してしまうのだ。

コロナ専門病院を設置すれば、コロナ患者を集中的に対応でき、それ以外の病院が受け入れるべき患者の医療リソースが奪われることや医療従事者のむやみな二次感染が防がれる。全国のお医者様もそう願っているはずだ。政治よ、今こそしっかり動け!セクキャバなんかに行ってる暇はないぞ!

医療崩壊待ったなし!東京23区でこの先ヤバくなるのはどの区だ?!

今回DEEP案内編集部は知人の医療従事者の伝手もフル活用して、特に人口の多い東京23区における「医療崩壊」が進行しているエリア、深刻化しやすいエリアを分析した。またいつもの通りにざっくりした言い方だったり、力任せに書き殴った感じになっていたりは承知頂きたいが、東京23区の住民にとってはこれからの一ヶ月間がガチな正念場であり、いよいよ新型コロナウイルスと対峙し、歯を食いしばる時期に来たと申し上げておこう。

もちろんこの流れは東京以外でも決して他人事にはできない。武漢から始まったコロナウイルスの感染拡大が一ヶ月二ヶ月掛けてヨーロッパやアメリカを襲い、その状況を今の日本が追っているわけで、いまの東京の一ヶ月後がどこかの地方都市と同じ状況にならないとも限らない。

まず東京23区に限って言うと、既に医療崩壊は始まっている。東京都において感染症指定医療機関の病床は既に満杯だ。したがって毎週ペースで倍増するコロナ患者が都内あちこちの病院の一般病棟の一部を占拠する形になっている。コロナ疑いの発熱患者が救急車で運ばれるも、50件60件と断られ続け「たらい回し」にされる事態も起きているという。中には台東区の住民が110件も救急受け入れを断られ、40キロ離れた八王子の病院まで運ばれてしまったケースも…

もう、東京の医療体制は崩壊していると申し上げて良い。

当記事では東京23区におけるコロナウイルス蔓延に関して、街の状況や“危険度”、有力病院の有無について一つ一つ説明したい。記事としてまとめ上げるためにかなりの長文になったがお付き合い頂ければ幸甚である。

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