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【色街探訪】日高屋生誕の地!さいたま最強のお遊びスポット「大宮北銀座」をうろつき回る

日本の人口の3分の1近い、約3600万人が暮らす首都圏。そのうち男性だけでもその半分くらいいるということは、それなりに発生してくる“需要”というものもある。特殊浴場…いわゆるソープランドである。古くは遊郭・赤線地帯といった紳士の社交場だったものが売春防止法が施行された昭和33(1958)年以降、形を変えて残っているものだ。首都圏には吉原遊廓を起源とした台東区千束四丁目のソープランド街、川崎市の堀之内や南町にあるのも同じく遊郭や赤線地帯の後そうなった名残りのようなものだ。

昭和の時代にはテレビのお笑い番組なんかで、ビートたけしが“タケちゃんマン”をやっていたのをオッサン世代は密かに覚えているのだろうが、あのテーマソングで「♪今日は吉原 堀之内 中洲 すすきの ニューヨーク~」と歌われていたのは「ソープランドで“入浴”」と掛けていた歌詞というのはあまりに有名である。今思えばゴールデンタイムの地上波放送でそんな内容のものが流れていたなんて凄い時代ですが、ソープランドという言葉を聞くと、ついそのような過去への郷愁を込めてしまいそうになる。当編集部もすっかりジジイの仲間入りである。

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そんな吉原や堀之内、それから千葉の栄町に次いで首都圏で大規模なソープランド街を成しているのが、埼玉県さいたま市大宮区にある「北銀座」という一角。通称“キタギン”である。その名の通り、埼玉県屈指の盛り場である“ナンギン”こと「南銀座」の反対側にある。これまた県屈指の巨大ターミナル駅である大宮駅の東口を出て駅前を南北に貫く「銀座通り」沿いに500メートルほど歩いていき、大栄橋の高架を跨いだ向こうの一帯に広がるエリアだ。しかし相変わらず昭和の田舎臭い盛り場みたいなとこっすね…大宮駅東口…

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