時代が令和を迎え急速に進化しつつある首都圏の移民街事情に15年前から首を突っ込んでいるのが我々東京DEEP案内取材班である。どうも最近はクルド人周りで騒がしくなっている蕨だとか川口だとか埼玉方面にばかり目が向いてしまっているが、その次にヤベーなオイと思う場所こそが横浜市の中心部なわけですよ。

かつては横浜を代表する目抜き通りで、90年代後半にフォークデュオのゆずが頻繁に路上ライブをやっていたことでも有名な横浜市中区伊勢佐木町「イセザキモール」（伊勢佐木町商店街）とその周辺もまたガラの悪い歓楽街として悪名を轟かせている。これは特にごく最近のことでもなく、昔っからのものである。イセザキモールの周辺には曙町・福富町・若葉町・末吉町といった地域が見られるが、このへん全部ひっくるめて環境がすこぶる酷い。

2023年11月2日夜、横浜市中区若葉町二丁目の路上でタイ人と日本人グループとの間で血生臭い“殺傷事件”が発生した。タイ料理屋の店員と通行人の間でのトラブルの結果、タイ人の男が包丁を手に持ち相手グループを襲撃、3人が刺され、うち1人が死亡するという物騒な出来事が起きていた。この時の様子は周辺住民や他の通行人が撮影するなどして、緊迫したその場の状況が生々しく見られたのでネット上でも余計に騒がしくなった。

このイセザキモール周辺一帯が果たしてどんなに“アレ”で“ドイヒー”な地域なのか、こちらでも今一度“生臭く”お伝えしようと思う。