ローカルなコンテンツと時間を味わうディープライントリップ

ひきつづき、「まちやどシンポジウム」でのお話。


瀬戸内にはどんな新しい旅の可能性があるのか、まちやど協会のみなさんと話します。

香川県の仏生山で「仏生山温泉」、そして「仏生山まちぐるみ旅館」を運営する岡昇平さんは、瀬戸内には「観光が栄えるために必要な3つのポイントがすべて揃っている」と言います。……なんと! 聞き流せないフレーズ!!

必要な3つとは、一体なんでしょう?
「ひとつ目は、強い魅力のあるコンテンツが点在しているということ。2つ目は、それぞれを繋ぐ交通網があるということ。3つ目は素敵な風景あるということ。瀬戸内は、この3つすべてを満たしているんです」

例えば、高松市内から7kmほどの仏生山は、歴史的な美しい建築物も残るエリア。そこに、まちのなかに毎日いけるコーヒー屋さんがあるとか、本屋さんがあれば、毎日ニヤニヤしながら暮らせるくらい楽しいはず、そう思った岡さんは1年に2〜3軒のコンテンツがエリアに増えていくように描いているのだそう。

東京の谷中で宿泊施設「hanare」を営む宮崎さんから「あえて旅の時間軸を変えてみては?」という提案が。瀬戸内といえば、尾道めぐりや自転車に乗ってしまなみ街道(尾道—向島-因島—生口島—大三島—伯方島-大島-今治)を走り抜けるルートが人気。しかし、それぞれの島に滞在できる場所さえあれば、瀬戸内に浮かぶ島々を1日1島、きままに渡って、島の時間の流れを楽しむこともできる。「あえて橋でつながっていない島と島を船で渡ってみたりっていう旅も楽しみたいよね」と、東京・豊島区椎名町にて、まちぐるみでもてなすゲストハウス「シーナと一平」を手がけた大島芳彦さんも頷きます。

その土地にある時間と文化を楽しむということ。

1階がカフェ、二階が宿になっているシーナと一平は、6割のお客さんが外国人。彼らが商店街のお惣菜屋さんや銭湯に行くことで、商店街に集積しているローカルの日常の文化を味わい、その姿がローカルな人々の活力になっているといいます。

熱海で10年間空き家だったパチンコ屋を「guest house MARUYA」にリノベーションして運営する市来さんは、「マルヤでは、宿泊客が朝ごはんは干物を買ってきて焼いて食べている」と言います。

まちに繰り出してローカルな時間を楽しむ、今までの旅とは少し違う旅の仕方が、「まちやど」とともに広がっているのです。

さらに、「旅の情報は、自分と同じ価値観を持つ人から得たいよね」と大島さん。たとえば、価値観を共有する人からのオススメや、旅の途中で出会うローカルな人たちからの情報提供をもとに進んでいく。予定を詰め込んだ旅でもなく、パッケージ化された旅でもない。情報を自ら編集して自分らしい旅のルートをつくっていく。

「せとうちディープライン」もそんなふうに編集してみたい。

瀬戸内への旅の玄関口
福山駅前のまちやど「AREA INN FUSHIMICHO FUKUYAMA CASTLE SIDE」
公式Webサイト
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住所:伏見町4-33 FUJIMOTO BLDG. 1F(RECEPTION)

AREA INN FUSHIMICHOは、まち全体をひとつの「宿」と見立てた「まちやど」です。泊まる、食べる、くつろぐ、学ぶ、遊ぶ、さまざまな要素がまちのなかに散りばめられています。チェックインを済ませたら、伏見町、そして福山のまちから瀬戸内への旅へ。

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