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義調を少し見直しませんか?

 お世話になっております。田舎歯科医のひとり言です。

 今回は義歯調整のお話。

 義歯調整って特に気にせず、毎日淡々とやるもんですよね。新しい材料がでたとか、あんまり意識する治療ではないイメージ。

 だからこそ!

 今回は義歯調整を少しだけ取り上げてみたいと思います。


義歯調整の保険点数

 歯リハ1 104点
 歯リハ困 124点

 はい、ボランティアですよね。

 なるべくやりたくないって思っちゃうのが本音。

 しかも月1回しか算定できず、何回も来ちゃう人にはただ再診料しか請求できず、600円とかになります。

 歯科医師の時給が4000円と想定すると6〜7分でトントン。

 材料のことを考えると5分で終わらせるのが、とか考えちゃうくらい考えものです。

 かといって義歯の点数もそんなに高くないですしね。

 とにかく!

 義歯調整の
  1)材料コストを下げる
  2)時間を短縮する
この2点わ考察していきたいと思います。


1)材料コストを下げる

 義歯調整といえば、それはそれはもう①フィットチェッカーか②P.I.P.ペーストの2択ではないでしょうか。

①フィットチェッカー

 といえば


これ。

 他社からも同じようなのが出てますが、5000円くらいして結構高いです。

 ただリラインをするか粘膜面調整にするか迷うときとか、必要になってきちゃうのが現状です。

 そこで最近発売されたこれ。

 単純に普通に使えて3倍安いです。

 これたけで3000円節約できるんですよね。

 FEEDチェッカーも同じです。

 今まで値段的に断念してた人も買えちゃいますよね!

②P.I.P.ペースト

 こっちの方は


これや

これが有名ですよね。

 だいたい値段は40gで4000円くらい。

 これを

 山八のデントチェッカーに変えるだけで

40g→60g

 と内容量が上がり、業者によって違いますが、価格まで800円くらい下がっちゃう(当社調べ

 1gあたりだとおよそ半額になっちゃうって訳です。

 とにかくこの2つのコストダウンで、かなり節約できるわけですね。


2)時間を短縮する

 では、この浮いたコストをどこに投資するか…。

 それはカーバイドバーだと思います!

 僕がおすすめなのはこれ。

 松風のアジャストカーバ。

 簡単にいうとクラスプ(コバルト)と義歯床用レジンを一緒に削れるカーバイドバーです。

 何がいいかっていうと金属削ったあとが滑らかで研磨も短くて済みます。

 おまけでチタン冠も削れたりしますけど今回はまぁいいでしょう。

 ちょっと割高ですがフィットチェッカー節約したお金で買えます笑

 コストをかけるならココだと思っています。

 他社さんでもコバルトもレジンも削れるバーありますけど、他にいいものあったら是非教えて下さい!

 これはパーシャルの時間節約ですが、フルデンチャーは何がいいんでしょうね。

 山八のサイトとか見てたら、こんなの見つけましたけど、いかがなものか…。



あとがき

 というわけで今回はこんな感じでした!

 義歯系は記事としては2回目ですかね?


 そろそろ有料記事も書きたいですが、ネタも考え中です!

 皆さまのいいね、よろしくお願いします!

 ではまた!

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