ウイルスがメディアで騒がれてからだいたい一年が経った気がしたので

ゆっくりと湯船に浸かりながら振り返ってみた

遡ること更に一年前

私は救急病院で寝ていた

前々から38度を超える熱があったが

その時分は「その程度の熱」では休めない、休ませてもらえないと思っていた

働かなくては…その気持ちが多きかった

熱が引かないまま4日目

その日は外でのお仕事で体力の必要とする内容であった

疲れた体に運悪く土砂降りの雨

天気予報では雨が降る頃には帰宅している予定であったが残業があり傘も持たずに来てしまったため

びしょ濡れになりながら冷房の効き過ぎたところに長くいたことも重なり

喘息発作を起こしてしまった

咳がひどく息ができず嘔吐を繰り返す

息が吸えないまま嗚咽ばかりでる私を見て夫が病院へ連れて行ってくれた

肺機能がとても悪くなっており大きな病院で通院生活がはじまって

アップダウンを繰り返しながら暮らし

引っ越しをして専業主婦として家で暮らしウイルスにかかってしまったら更に悪化してしまうのでは…と

気をつけて気をつけて暮し

熱が出たりしたときにすぐに休むことを徹底したため

昨年は発作を起こすこともなく過ごせた

これはとてもありがたいことで

マイナスなイメージしかなかったこのご時世で見つけた感謝の気持ちで

この気持ちは大切にしていこうと思っている

肺が張ったらすぐ休む私を咎めずにいてくれた夫にも感謝

これからもゆっくりでよいのでありがとうを探しながら

前に進みたい