ユーザの作成 最終版

とりあえず、こんな感じ

いろいろやらかした後で、うまくいきそうな方法が分かったので、とりあえずまとめておこうかと思った次第でございます。
対象になる方々は、ActiveDirectory配下から飛び出して、WorkDocsを利用しようとする場合に、何もかも心機一転して、全てを0から始めるということが出来ない、諦めの悪い人たちです。
手順は、以下の感じです。
3番以外は、PC管理者で作業します。

  1. パスワードの設定変更
    「Windows 」+「R」でgpedit.mscと入力
    「コンピュータの構成」→「Windowsの設定」→「セキュリティの設定」→「アカウントポリシー」→「パスワードポリシー」
    文字数とか変更日数とか複雑さとかを設定する
    例えばこんな感じ
    ・長さ 8
    ・変更禁止 0
    ・有効期間 0
    ・履歴記録 3
    ・複雑さ要件 有効

  2. ユーザの作成
    「Windows 」+「R」でnetplwizと入力
    詳細設定→詳細設定→ユーザー
    ここで右クリックして、新しいユーザを追加する。
    たぶん、現在と違う名前にしておくのが吉だと思います。
    (詳しくは、いらぬ解説へ)

  3. 新ユーザでログイン
    ユーザフォルダを作成するためだけにログインします。
    (以下が必要無いなら、そのまま続行)
    (必要だったら、ログアウトして管理者でログイン)

  4. (必要なら)デスクトップ情報のコピー
    c:\ユーザー\(現ユーザ名)\デスクトップのデータを、c:\ユーザー\(新ユーザ名)\デスクトップにコピー

  5. (必要なら)ユーザパスワード設定変更
    「Windows 」+「R」でnetplwizと入力
    詳細設定→詳細設定→ユーザー→新ユーザ右クリックでプロパティ
    「次回ログイン時にパスワードの変更が必要」にチェック

(おまけ)EdgeとThunderBirdとFirefoxの設定コピー

それぞれ、ネットの検索をすれば簡単に分かりますが、メモとして書き残しておきます。

  • Edgeの場合
    ホームページとかお気に入りとかは、まぁなんとかするとして、各ページへログインするための、IDとパスワードの組み合わせを簡単にコピーできればいいなぁ、と思って見つけた。
    Edge右上の「…」→設定→プロファイル→保存されたパスワードの右の「…」→パスワードのエクスポート
    使う場合は、インポート。

  • TunderbirdとFirefoxの場合
    基本的にどちらも考え方は同じで、ユーザフォルダの下の所定の場所に、いろいろなデータを保存していますので、それを持ってくれば復元できます。
    場所は、こんな感じです。
    どのフォルダをどこに、ってのは作成時間なんかを見て判断してみてください。(releaseって付いてるのが、該当するかもしれません)
    C:\ユーザー\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles
    C:\ユーザー\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Tunderbird\Profiles

いらぬ解説

新しく作るユーザー名は、同じじゃダメなのか、というもっともな疑問があると思いますが、なんとなくダメっぽいです。
ユーザーを作るだけなら、ドメイン名が違えば異なるユーザーだと判断しますので、ユーザーフォルダの中にも、ドメイン名を付けたフォルダを作成して、普通に使うことも出来ます。
例えば、ユーザー名をAA、PC名をWorkPCとすると、以下のようなフォルダが作成されます。
C:\ユーザー\AA
C:\ユーザー\AA.WorkPC
ユーザーフォルダにActiveDirectoryのドメイン名は付かないので、このような構成になるようです。
ここまでは、実際に見て確認できるので、確かにこうなっていることは確実です。
こんな構成の時に、AA.WorkPCのユーザーでWorkDocsをインストールすると、AAフォルダに書き込めない、というようなエラーになります。
ここからは推測ですが、ソフトによっては、ユーザーの区別にドメインを使っていないという場合があるのかもしれません。
そうなると、当然の如く、AA.WorkPCなのにもかかわらず、AAに書き込もうとしてエラーになるということです。
まぁ、真相は分かりませんが、素直に別の名前にすれば、物事がスムーズに進むので、頑張って同じ名前にするよりも、別の名前にした方が楽だと思います。

更に、別な名前にしたとしても、何度も試さない方が良いかもしれません。
なんか上手くいかなかったり、再確認しようとしたりで、ユーザーを削除して、ユーザーフォルダを削除しても、どうやら過去の失敗を見逃してはくれないようです。
別な名前を作成してテストした後に、ユーザー管理で削除して、ユーザーフォルダからも削除したので、これで新たな気持ちで初められると考えたのですが、システムからのエラーと思われるものが表示されてしまいました。
どんなエラーだったかは、残して置かなかったので分からないのですが、どうも過去に該当ユーザーがいたことが関係しているようなものだったと感じました。
これも、今一度違う名前のユーザーを作成したらあっさり解決したので、そんなに的外れな考えではないのかもしれません。
レジストリを見ていたら、複数回試したユーザーがちゃんと残っていたので、やはり表からは見えなくなっても、PCはしっかり覚えているようです。
忘れたい過去があったとしても、無かったことには出来ない、という辛い現実ですな。