[古典onカルト]ファントムオブパラダイス

年の瀬ですが映画感想の時間です。

今回は私の大好きな『ファントムパラダイス』。当然初見ではありませんが観たものは記録していく方針なのであしからず。

☆基本情報
『ファントムオブパラダイス』(原題:Phantom of the Paradise)
公開年:1974年
監督: ブライアン・デ・パルマ
主演: ウィリアム・フィンレイ
ジャンル:オカルト、ホラー、ミュージカル
予告編

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付き合いの長い方は上記の基本情報を見るだけで察していただけるかと思いますが、70年代!ミュージカル!ホラー!で私が好きじゃないわけがないんですね。しかも監督はあのデパルマ。デパルマと言えば『キャリー』『ミッドナイトクロス』『アンタッチャブル』なども撮った名監督中の名監督。つまりこれも超重厚な大名作ってわけ。嘘だ!!これはカルトです。(それは醤油です)

『ファントムオブパラダイス』を説明するとき、よく『オペラ座の怪人』を現代風にアレンジしたものと表現されることがありますが、それはほぼ不正解だと感じます。この映画は『オペラ座の怪人』をベースに『ファウスト』『ドリアングレイの肖像』『ノートルダムの鐘』などの古典群をオマージュしつつイカしたロックナンバーをブチ込んでサイコ・ホラーでサッと炒めたアバンギャルドな闇鍋です。もし『オペラ座の怪人』が好きで、あの雰囲気の現代版ミュージカルを期待した人が見たら憤死するかもしれません。

だがしかし!しかしですよ!ファントム役のフィンレイの怪演と次々と繰り出される幅広い謎のロックミュージック、ビガビガぐるんぐるんの映像美、絶叫、血まみれ!どれをとっても最高な要素しかない。そもそもファントムのキャラデザが最高にかっこいい。100点!100点しか出ない!まさにデパルマの最高傑っ……ではないです。普通に『アンタッチャブル』観てください。でも私は好きだから!!今回は名前だけでも覚えて帰って!『ファントムオブパラダイス』、よろしくな!!

☆評価(各☆5つで満点)
おもしろさ:☆☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆☆
ヴェ゛エ゛ニ゛ッ゛クス:☆☆☆☆☆

前のブログでやってた☆の数で評価するやつ、こっちでもやってと言ってもらえたので復活させました。相変わらずがばがばです。

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