好きとかじゃなく明日を生きるための一枚を、毎日。
夫婦で旅をしながら、夫は歌手として毎日ライブをしています。
当然のように生活には余裕がなく
できることは自前でやっています。
毎日ライブなので、
毎日ライブのフライヤーを作ります。
お店やライブの主催者が作ってくれるときもありますが、ほとんど自前で夫が作ります。
私が自動車を運転している横で移動中にパソコンでチラシを作る夫。
(走る音楽事務所と言われています、笑)
毎日新しいチラシを作りますので、毎日新しい写真が必要です。
その写真を撮るのが私の役目です。
もともとCMのディレクターとしてたくさんの作品を作ってきた夫のことですから、ほんとは自分で撮りたかろうと思います。
自分の写真は自分で撮れないので、私が撮るわけです。
ライブ告知に使う写真なので、魅力的な写真を撮ってください。
見る人の気持ちのどこかに引っ掛かかるような作品が必要です。
この人のうたう唄を聴きたいと思ってもらえる写真を撮ってください、とカメラを渡されて6年余り。
好きとか嫌いとか、そんなレベルでなくて、毎日
魅力的とは?
記憶に留まるとは?
と思いながらシャッターを押しております。
だからライブが終わると日々ぐったり。
先日夫から新しく買ったカメラを手渡されたときは、本気で身震いしました。
ときどき対バンの方の写真をプレゼントするととても喜んでもらえるのは、きっと私が楽しく撮ってるからだよなー、と思います。
チラシに使わない記念の写真だから、
私がその人を
かわいく
かっこよく
感じたままに好きなように撮ればいいのー。
夫の写真もそんなふうに撮れば良いのでしょうが…。
まだまだ修行中です。
見る人の心のどこかに何か訴えるような写真が撮れるように。
がんばる。
☆☆☆☆☆☆
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夫婦で旅する唄うたい森香
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