ノーオッパイ、ノーライフ

非常に重要かつプライベートな内容が含まれているのでブログではなくこちらのノートという意識が高めな人が集うサービスで書くことにした。昨年末、会社を辞めたとき。僕を慕ってくれていた同僚Aとサシで飲んだ。ささやかな送別会である。自分を慕ってくれている人間にこんな評価を下すのも冷血だが、正直いって、僕は同僚Aが生理的に好きではない。以前、Aが仕事で困り果てている様があまりにもウザすぎて見るに耐えなかったのでヘルプしてあげた。大便を垂れたら、なるべく早いうちに水で流したくなるのが人情というもの。それと同じである。結果的に慕われてしまうのだから人生はうまくいかない。そのAとサシで飲んでいても、最近の天気とお互いの体調以外に話題はなく、時間を持て余してしまった。仕方なく向かったのが、大人の事情で具体的にサービスを表現できないのがなんとももどかしいが、「おっ!何かセクシーな女性が接客してくれるパブ」こと「おっパブ」である。詳細な説明は省略させていただくが、極めてリーズナブルな価格で、仕切られたブース内でセクシー女性からマンツーマン対応してもらえる店であった。Aの隣りのブースで待機した僕はすぐに後悔した。パーテーションの向こうから、普段地味すぎて死んでいるようなAに似つかわしくない歓喜の声が聞こえたのだ。「うけけけけけけ!うけけけけけけ!」間違いなくAの声であった。ただただ不気味であった。時季も悪かった。12月。師走。繁忙期。半勃起の強者を迎え撃つために店はフル回転ビラビラであった。何が言いたいのかというと、セクシー女性が足りないために、Aが歓喜の声をあげているあいだ、僕は一人で待たされていたということ。うけけけけの声が静まって、ややあってから、セクシー女性が僕のブースにあらわれた。明らかにAの後である。僕は潔癖症というわけではないが、Aが弄り倒した直後のセクシー女性の胸の先っちょに興味を持つことがどうしても出来なかった。除菌殺菌をしているように思えなかったし、若干、歯槽膿漏ってるAの後だけは人として出来なかったのだ。よく観察すると先っちょはまだ湿っているようにも見えた。きっつー。僕は、天井とパーテーションの間の空間にプレステ4が縦置きでいくつ置けるか。などという無意味な想像をしながら時間が過ぎていくのを待った。所定の時間が終わると、Aが会計で手間取っていた。おかしい。リーズナブル、明朗会計のはずだ。話を聞くとAはクリスマスサービスのシャンパンをオーダーしたらしい。そこらのスーパーで買える安シャンパンが1万8千円。Aは金もないのにシャンパンを飲みつつ胸の先っちょを弄りながらうけけけけけけけ!していたのである。最低のクソだ。もし、この文章を読んでいるあなたがご学友とおっパブに行っても、決して、シャンパンは頼まないようにしてもらいたい。僕の死を無駄にしないでくれ。

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