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アイドルのこと

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Sexy Zoneの話
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アイドル

9月は手のひらに山盛りにあった宝石が指の隙間からボトボトこぼれて割れていくのをただ歯を食いしばって眺めていることしか出来ないような、怒りと虚無とが充満した月だった。数年間オタクをしてきた中でこれまでもキツいなとか苦しいなとか思う場面は色々あったけど、2023年9月はまさに地獄と呼ぶにふさわしい季節だった。だった、と希望を込めて過去形にしたけど序章にすぎないのかもしれない。

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健人くんが個人イン

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ハートの日

ハートの日

生まれつき運があまり良くない。絶望的に悪いというわけではないが、お世辞にも良いとは言えない、そんな人生を送ってきた。そんな私とは対照的に妹は昔から運が良く、家族で宝くじを買うことになれば妹が代表して窓口に買いに行き、私が行くことはついぞなかった。幼いながらにこの世には運の良い人間とそうじゃない人間が存在するのだということを知った。私のソウルコミックである『ピューと吹く!ジャガー』の中でジャガーさん

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『桜のような僕の恋人』

『桜のような僕の恋人』

私はジム・ジャームッシュ作品のような、いわゆる"何も起こらない映画"が好きです。人々の日常が淡々と描かれていて大きなことは何も起こらないけど、視点の切り取り方次第で日常は映画に・街は舞台になる。私はジャームッシュに人々の営みはただそこに存在するだけで十分に映画足りうるのだと教えてもらった。つまり自分の好みとして何かが起こる映画や、ここが感動ポイントです!って作り手に誘導されてる映画がかなり苦手なん

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「やり切ったでしょ、超楽しかった!」

 2020年、世界は未曾有の大厄災に見舞われ、ほとんどの人類が大なり小なり何かしらの計画を狂わされた年だったと思う。4年以上前から決まっていたオリンピックでさえ延期を余儀なくされ、国や大人が入念に計画したものさえあのように呆気なくしおれゆくことがあるのだという無力感を突きつけられた年だった。2020年初頭からじわじわと私達の生活に侵入しはじめたコロナは、あれから1年経った今でもまだ生活に暗い影を落

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誰かを人生の1ページにするということ

誰かを人生の1ページにするということ

ヒットの法則とは、万人に当てはまる事柄を「これは自分のために作られたものだ!」と万人に錯覚させることが出来る力を持つものである、という論を以前どこかで耳にしたことがある。心理学が定義するところによればバーナム効果というらしい。

というわけで今回のSexy Zone2019ツアーPAGESは疑いようもなく私のためのツアーだった。「何言ってんだコイツ」感が外周を爆走した後の健人くんの汗くらい溢れ出て

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永遠の速度

健人くんは永遠に夢を映す人だ。
「永遠」という概念に夢を見て、そしてファンの瞳に永遠の夢を映す。Forever Lはその名の通り永遠の愛をテーマにしているし、Hey!!Summer Honeyだって「夏から永遠に舞い」と歌っている。Missionだって1000年という途方に暮れるような未来の時代からやって来たアンドロイドの歌だ。もちろん永遠を歌っていない曲もあるけど、ここから推し量れることは少なく

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24歳

中島健人くん24歳のお誕生おめでとうございます。

健人くんを好きになって早3回目のお誕生日ですが、いわゆる新規ハイ的な麻薬状態が途切れることのないまま、出会った当初と変わらぬ熱量でずっと応援出来ているのは決して当たり前のことではなく、ひとえに健人くんの才能と努力の賜物だと思います。だから、まずはじめにありがとうと言いたいです。健人くんを好きになってからこれまで、健人くんに嫌な思いをさせられた思い

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背負うもの

3月29日、全ジャニーズグループの1発目といういささか重い期待を背負い、SexyZoneは無観客の横浜アリーナに登場した。セトリはSexyZone(曲)、RUN、MELODY、cha-cha-chaチャンピオン、勝利の日まで、勇気100%というラインナップで、所謂いつもの定番ではなかった。成る程、この出口の見えない沈鬱な状況下の中で開催されるライブにピッタリな選曲だった。そんな彼らが一発目だったか

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不完全なヒーロー

「仮面ライダー」も「サイボーグ009」もタイトルは知ってるけど読んだことも見たこともなく、ましてや作者の名前なんて知る機会もないまま生きてきたから、今回健人くんが「石ノ森章太郎物語」の主演をするという話を聞いても一体どんなストーリーになるのかいまいちピンと来なかった。メインパーソナリティーを任せてもらっておきながらファンがこんなこと言うのもなんだけど、正直この枠のドラマに対するそもそもの期待値が低

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愛してると君になんて伝えていたの?

中島健人くん、26歳のお誕生日おめでとう。このところ暗いニュースばかりだったけど、あなたの生まれた3月13日だけは目に入るもの全てがきらきらと光を放ち、何もかもがまばゆく輝いていた。3月13日にオープンした近所のカフェも、スターバックスの新作のバタースコッチも、何もかもがあなたの生まれた日を祝福しているように見えた。"好きなアイドルがこの世に生まれた日"というただそれだけで、地球を抱き抱えて走りた

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アカデミー賞での健人くんを見て

昔、ごきげんようという番組で「僕、コンタクトレンズの2weeksをツーウィークって言うのが嫌いなんですよね。トゥーウィークスって言うんです」と話し、小堺一機と番協のお客さんの爆笑を掻っ攫っていた健人くんがいた。その番組以外でも、どんな些細な英語の発音にもこだわり、誰に何を言われようとも絶対にポリシーを曲げない姿を見て、面白い人だなぁとこれまでずっと愉快な眼差しを向けてきたけれど、先日のアカデミー賞

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四半世紀滅ばずに出会えた

およそマメとは言えない性分だけど、毎年誕生日には何かしらの文章を残しているので遅まきながら今年も気持ちばかりの祝文をしたためておこう。

2018年のあなたは3月から始まったツアーに24時間テレビにドロ刑に、そして12月に公開されたニセコイにと、1秒たりともファンに目を離す隙も息つく暇も与えず、文字通り暦を駆け抜けていきました。あなたの新しいお仕事が発表されるたびにせわしく賑わう朝のタイムラインは

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イノセントデイズ

「よびすて」あたりから偉い大人たちによって天界から現世に引きずり降ろされがちなSexy Zoneの不遇を嘆き続けている私であるので、今回の「イノセントデイズ」発売に伴う「等身大の」「リアルな」というキャッチコピーを目にするたびに落胆と辟易を繰り返していた。その後実際に発売され手に取って聴いてみてもそのイメージが覆ることはなかった。確かに"良い曲"ではあるけどSexy Zoneに歌ってほしい曲と良い

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