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シリコンバレー$$$

この春、初めてシリコンバレーに降り立った。そこは想像を遥かに超えていた。一戸建てが500万ドル以上し、テスラは納車一年待ち。ウォーリアーズは常勝軍団となり、カリフォルニアワインは高騰の一途。そして一般職の賃金でさえNYのバンカーを並みだという。

IT企業が街ごと買い取り、快適なオフィスと優良な病院、そして優秀な教員を集めた学校を作る。そしてまた人々と富が集まる。集まった人々は当然のようユニコーン企業を目指す。こうなるともうOld Money Industryはついていけない。GAFAやBATHが盟主として君臨するはずである。

それにしてもここの人間は皆24時間働き、常に前を向き気を張っている。この街は回り続けなければ死んでしまうのか。そして彼らはもうシリコンバレー以外では生きていけないのだろう。取り残されることへの恐怖が人々を焚き付け、何に向かっているかも分からずに突き進ませる。

新しいITサービスを生み出し大きな投資を受けて会社を興す。そして、ある程度大きくなったら盟主企業に売り飛ばす。そして得た資金でまた新たなる会社を興す・・・。
これは成功へのサイクルなのか?それとも負にならないためのサイクルなのか。ここはゴールのない生き地獄なのかもしれない。