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そこのポスターに告ぐ、すみやかに目の前から消えてくれ。

インフルエンザも快癒したかと思ったら台風の接近で今日は朝からどしゃぶりの雨だ。このところさっぱり歩いていないので失われた歩数を回復したいのだが、あきらめるしかない。

さて、洋上風力発電を巡る汚職で捕まったかの議員だが(ジャニーズ会見の日に当たったのはたして偶然のなせるワザ?)、ここ佐倉が地元選挙区なので、いたるところにポスターが貼り出されている。その数は他の地元議員をはるかに凌ぐと思われるほど目立つ。田舎道などを走っていると道端のあちこちでオレンジ色の背景(イメージカラーらしい)に「キリっ」とスルドいつもりだろう挑発的な目線で「日本の未来を守るために」なんて言っている。およそ政治家のポスターなどに評価できるシロモノはないのだが、彼のポスターはことのほか生理的に受け付けず、目にするたびに「なんだお前喧嘩売ってんのか」位の不快感で紙っぺら相手にやり返していたのだ。我ながらしょうもない年よりだ。

腹が立つのは、それでもなおかつこの顔は風雨にさらされてもずっとそこにいることなのだ。景観というものへの意識がまるで低いこの国では、1年中いたるところ街角で胡散臭い顔の見本市が開かれている。壁一面に貼られた夥しいポスターを見てみると、自民党と共産党が仲良く呉越同舟なんてところもある。音一つとっても隣の店が互いに大音量で競い合うなんてのは当たり前だ。そして何も感じなくなっていくんだろうな。


見出しのイラストは「Aomy.」さんの作品をお借りしました。ありがとうございます。


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