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3年たって見えてきた違う景色

今日はnoteを通して知り合った清水まりさんとお会いして、9月に行われるコンサートの練習をしてきました。まりさんの「『左手ピアノコンクール』に参加します!」という記事を読んで、「私もです!」というコメントを入れたのが、まりさんと出会ったきっかけでしたが、会場が東京と大阪に分かれていたこともあり、直接お会いするのは初めてでした。でも、音楽という共通項があるので前からのお友達のように和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。


そしてもう一人、左手ピアノコンクールで知り合ったなおこさん。なおこさんの弾く左手ピアノと私の弾く右手ピアノとでまりさんの歌の伴奏をさせてもらうというワクワクする企画の練習で集まりました。三人ともフィジカルな理由で以前と同じようには歌を歌ったりピアノを演奏したりできないのですが、音楽を愛する心は以前と同じ、いや、それ以上に音楽で何かを伝えたいという気持ちでいると思います。

ところで、3年前の今日は繰り返す脳出血の原因となっていた脳幹にあった血管腫の摘出術を受けた日です。場所が場所なだけに大きな覚悟をして受けた手術。結果は大成功で今はとても元気にしています。

その一方で、手術の前は「命」についていやでも向き合う時間となり、残りの人生はやりたいことである音楽をやろう、そして音楽を通して人と繋がりを大切にしようと誓ったのでした。しかし、そのやりたいことであるピアノを弾く左手が手術によってさらに悪くなり、いつまでも元の自分に執着してしまい苦しい3年でもありました。

でも、今日、3人で練習していて「あれ?手術の前に自分にたてた誓いはすべて実現させているじゃない!それも想像以上の素晴らしい形で。」とふと気づきました。何も完璧な演奏を目指すことだけが素晴らしいわけではなく、音楽を共に誰かと楽しむことは、もうそれだけで人の心を豊かにするものです。

リハビリはもちろんのことですが、音楽的にももっと視野を広げようといろいろ挑戦してきた3年ですが、あきらめずにこつこつと続けることで、自分の世界が開けていくものですね。これから形にしていきたいこともありますので、noteのご縁を大切にしながら発信していけたらと思っていますので、よろしくお願いします。

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