映画を観た記録15 2024年1月7日    シドニー・ルメット『12人の怒れる男』

Amazon Prime Videoでシドニー・ルメット『12人の怒れる男』を観る。
陪審員室の中の12人の陪審員が有罪か無罪かで議論を闘わせる。オープニングでは裁判所に座っている陪審員が写り、その後、陪審員室に代わり、エンディング近くまでこの部屋から一歩もでない。1時間32分、その議論だけで映画がつくられてしまうというのは、現在のVFXよりもはるかに高レベルだと私は考えている。
本作品は、民主主義の教科書として、広く利用されるべきであるし、脚本の勉強としても利用されるべき作品である。
主人公はヘンリー・フォンダが演じている。ヘンリー・フォンダは、アメリカの良心であることを印象づけてもいる。
本作品は1957年公開。
1957年アメリカ合衆国は揺れていたと言えば揺れていた。その状況下で本作品を観た観客は有意義だったのではないだろうか。

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