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ウォッチドッグス レギオン クリア後感想

前書き

ウォッチドッグス レギオンというゲームをクリアした。
その感想を書く。

目次


ストーリー

舞台はロンドン。主人公はデッドセックという正義のハッカー集団に所属している。ロンドンの各地で爆破が起こり、その濡れ衣をデッドセックに着せられてしまう。その真犯人を探すというのが大筋。
予想しやすいストーリーで、まあだいたいそんなとこだろうなという結末に落ち着く。

全体的にノリが若く軽い。それ自体はそういう作風だということでいいのだが、後述するシステムのせいでかなり違和感が出る。

だれでも主人公システム

今作は主人公が存在せず、NPCを切り替えて操作するシステムになっていて、これがウォッチドッグス レギオン最大の特徴である。NPCによって所持しているスキルや武器が異なるので状況に応じて適切な人間を選択しましょうというわけである。
なかなか斬新で体験として新しかったので面白かった。

NPCは20~79歳まで存在し、体感として70歳以上は少なめでそれ以外の年齢層に数的重み付けはなかったように感じた。
それらが均等に街に配置されているのでとにかく若者が少ない。また、顔面のプリセットが何十種類かあるのだが若者らしい顔がほとんどなく、全体的に中高年っぽい。
そして軽く若者っぽいノリのストーリー、これらの要素が組み合わさることで、53歳のオジサンが42歳のオバサンと「おいおい、ちょっと待てって!それ最高じゃん!」「テンション上がってきたよ~!」みたいな会話を繰り広げることになりやすい。
これがかなり違和感として残った。

難易度

UBIのゲームなので高難易度ではない。特にハッキング技術を使うことでかなり簡単に目的の遂行ができる。ピーキーな部分もあったので以下に示す。

  • スパイダーボットが強い

主人公は蜘蛛型ミニロボを使える。
これは、
 1:使用時、放物線の軌道で投げ込むことができる。
 2:敵を背後からサイレントテイクダウンできる。
 3:物理的接触が必要な機器へのインタラクトができる。
 4:操作を主人公に戻した後、ロボがどれだけ離れていても即座に手元に戻すことができる。
 5:敵に潜入がバレて破壊されると30秒ほどのクールダウンに入る。
といったことが特徴としてある。

1番目の要素により主人公は敵地にいなくともロボだけを潜入させることができる。この放物線は頂点がかなり高く設定されており、主人公が越えられない壁やフェンスも越えて投げ込むことができる。
2番目の要素により主人公は身体を危険にさらすことなく敵を排除できる。
3番目の要素により主人公が行かずとも、このロボだけで目的の遂行に必要な操作を完了することができる。
4番目の要素によりバレて破壊されそうになっても、手元に戻すことで5番目のクールダウンを回避できる。
これらの要因により主人公がリスクを負う場面がほぼなく、もう全部これでいいんじゃないかという感じになる。

  • 貨物用ドローンが強い。

建設作業員などのNPCは大型で人が乗ったまま浮上できる貨物用ドローンを屋外ならばいつでも呼び出せるというスキルを持っている。
ミッションのいくつかは「〇〇の機器にアクセスしろ」というもので、その機器が敵地の高所に設置してあり、どうやってそこまで行くかを楽しむことになっている。
通常のプレイならばそこに到達するために敵を回避したり、排除したりしながら行くことになるのだが、このドローンを使えばアラ不思議!誰にも見つかることなく道中をすっとばして一発で行けちゃいます!となる。
屋外であればいつでも通用するソリューションなので多用するとプレイがマンネリ化してしまう。さらに前述の蜘蛛ロボと組み合わせると自分は安全な高所にいながら目的を遂行しきることができてしまう。

ン~、楽チン!
  • 突然囲まれて撃たれるとつらい

以上のようにバレないようにプレイできるのだが、ストーリーの都合上、敵に見つかり現在地を捕捉され続けることがある。こうなると銃撃戦をするしかなくなる。敵のスポーン方向は決まっておらず基本的に360°から無限沸きで襲ってくる。ここに銃撃ドローンが加わり、空からも撃たれるようになるとかなりの早さでわけも分からず死ぬことになりがちだった。こういう戦闘になった際、もうちょっとなんとかうまく切り抜ける方策を用意してほしかった。

グラフィック

すごいきれい。実際のロンドンをかなり忠実に再現しているらしい。
有名な観光名所でミッションを行うことが多いので思い出に残る。

おもしろキャプチャ

いくつかおもしろい場面があったので共有する。

え!このオバハン操作するの!?
双子
全てがデバフで構成された咎人
ファンキー老いぼれ
SMの女王様
咎人2

総評

全体的に特筆するほどの新鮮さはなく、かといって陳腐すぎることもない。
いくつか欠点はあるがゲーム体験において致命的にはならず、一定の面白さは約束されている。UBIらしい70点ぐらいのゲームという印象だった。

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