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【未来に残したい愛知の祭り】 三河一色の大提灯

伝承によれば十六世紀半ばの戦国時代、この地には毎年夏から秋に海魔( 怪物)が現れ、田畑を荒らし人畜に危害を加えていたそうです。そこで村人は諏訪神社の神前に魔鎮剣を奉り、大篝火を焚いて、海魔の退散を祈ったところ被害はなくなりました。以後毎年、篝火をたくようになりました。大篝火は百年ほど続きましたが、十七世紀中頃から提灯を祀るようになり、江戸時代中期には現在のような形ができました。提灯には「天岩戸」「邪馬台詩図」などの物語も描かれており、国学がブームとなり明治へと繋がっていく江戸時代中期の文化を感じます。

異様を感じさせるサイズは怪物を退散させる篝火が元になっていると言われると納得がいく

今も提灯の中には巨大なろうそくが置かれる

残念ながら、ろうそくの明かりを今は感じることは出来ない


敬神愛国といった後の国家神道につながるようなスローガンも見られる


現在、制作中の愛知の祭り写真集は2023年5月の出版を予定しています。そして10月下旬から、この写真集を全小中学校に寄付するクラウドファンディングを企画しております。こちらのFBページで進捗を随時発信します。

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