【超々短編小説】死んでるはずなんです。間違いなく。
もう死んでるのに何度も撃たれてもね。
どうやら私は捕まったようです。
私怨なのかわかりませんが捕まりました。
椅子に縛りつけられています。
一般的な拷問を受けることされることもなく、
一日一食の食事つき数日が過ぎました。
究極ダイエットだと思いました。
周りが騒がしくなってきました。何かが起こったようです。
突然ドアが開き白衣を着た人が縛られている彼に薬を注射しました。
ダイエットの代償がこれでしたか、と私は思いました。
注射がとんでもない代償になるとは思いませんでした。
警備隊が押し入ってきたようです。
白衣の人は捕まってしまったのでしょうか消えてしましました。
そして、しばらくして警備隊の人が私を見つけました。
これで助かったと思いました。
間もなく突然銃で撃たれてしましました。
胸を撃たれました。致命傷です。死にました。
確実に死んだと思いました。
胸が痛いと思う前にとても重くなりました。
奥にドアがあります。
撃たれて目の前が赤くになりました。
撃たれてすぐにドアが横になりました。
撃たれた衝撃で私は椅子と一緒に倒れたようです。
そのあとは記憶ははっきりしています。
ただ、感覚が鈍く感じます。
私は撃たれて死んでいるはずなのに、
警備隊の人が通るたびに撃たれます。
ドンドン、鈍い感じがあります。
気持ちが悪いです。今度は頭を撃たれました。
一瞬目の前が暗くなりました。多分目がつぶれたのでしょう。
意識が飛んだようです。
しばらくして気が付くと、ドンドン、鈍く気持ちの悪い感覚です。
扉が見えます。まだ横になったままです。倒れたままなのでしょう。
また撃たれてます。何度も本当にいい加減にしてほしいです。
せめて手かせを外してほしいですね。撃つのをやめたようです。
おや、手かせを外してくれるようですね。まぁこっちは死んでるのでしょうから、警備隊も死んでると認識してくれてのでしょう。
やっと、袋に詰めてくれる気になりましたか。死んでますからね多少雑な扱いは大目に見ます。袋が閉じられましたね。少し体が硬い感覚になります。
自分の体を冷静に分析するのもなんですが、これが死後硬直ですかね。新しい感覚です。間違いなく死体のはずです。どうも音が聞こえますね。死んでるはずなんですが、「研究所に連れていけ」今度は何が起こっているのでしょう何なんですかね。
目が覚めると正直に言えばずっと起きていても大丈夫なようです。この目の前にいる白衣の人たちはいったい何なんですかね。本当に困ります、変態さんですかね。時間の感覚があいまいですね。扉もないから仕方がないですね。少なくとも4回は部屋の電気が切れましたから4日は経過したんでしょうね。
あ、今日は注射の人がいました。すごっく真剣な顔をしてこちらを見てますね何でしょうね。「薬品ではない、ナノマシンの活性化」「これで、病気をなすことができる」うーん人を実験台にしたようですね。
なんか聞きなれない言葉を話してますね。ナノマシンですか。こまりましたそんなもの注射されてもね。「効果なんて知らんがな」ですよ。そもそも、そのナノマシンとは一体何ですか?
何々、「年も足らなければ、死にもしない体」全く夢物語も大概にしてほしいですね。「元々の魂は定着しているのか」とかこっちは撃たれてから死んでるんですから!!いやまてよ、実は死んでないのかもしれません。
なんでしょうね、このよくわからない感覚。あれ、指先が動く意識がはっきりしてますね。生きている感覚がしますね。「今日はこの辺にしてあした質問してみましょう。」と注射の人が言ってます。ちょっと偉そうですね。
今日も白衣の方々に囲まれていますね。折角なので話しかけてみましょう、私死んだはずなんですけど多分死んでますけど声聞こえますか?皆さん驚いてますね。「話したぞ!意識があるのか!傷が完全に消えてるぞ!」きっと腕のいい検死官がぬってくれたのでは?「自己再生能力」とか言ってます。
この人たち何言ってるんですか?注射白衣の女性が感極まって泣いてますよ。「実験は成功しました!」ずいぶん騒がしい人たちですね。大はしゃぎじゃないですか、困ったものですね。
私は死んでるはずなんですよ、変な注射打たれたり銃で撃たれたして、この人たち大丈夫なんですかね。「あなたは死んでいません。普通なら死んでいるでしょうが死んでません。」言っていることがよくわからないですが、感覚的に確実に死んだと思うんですけどね。夢でも見ている感じです。
なんですか、説明をしたいから服をきて、ひどいな、いくら人質とはいえ全裸でさらし者ですか、これでも女なんですけど、死んだから性別は無くなるのでしょうか。「人質ではもうないです、戸籍上は死んだことにもできますが、一応行方不明にしてあります。ここは、とある機関の施設の一つです」そうですか、それって結局誘拐されたままとゆうことですね。事態は変わっていない。
服を用意してくれたので着替えるとしますか、サイズぴったりですね。しっかり測られたんでしょうね。全裸で説明されるよりはありがたいです。
記憶が飛び飛びなのですが、私は学生だったようです。いわゆる誘拐をされて身代金目的ですね。ところが警備隊がその誘拐団体を丸っと壊滅させたわけです。そして結局とある機関につかまったまま、団体が変わっただけで事態は変わらず、いいや事態は悪くなっているんでしょうね。
本来人質は確保されるのですが、説明をしてくれた白衣の女性が、たまたま施設内の人物は殲滅との話を聞いたらしいんです。そこで、私にナノマシーンの入った注射を打ちました。中身は超急速再生可能なナノマシーンたちで、一応、白衣の方々が言うには私は死んではいないようです。
警備隊は仕事で私をズンドコ撃ったそうです。でも再生がとっても早く行われるのでさらにズンドコそれが数回切り返されて脳の一部を吹っ飛ばしたらしく記憶があいまいになっているのではないかと説明を受けました。
正直な話いい迷惑です。とお伝えしました。どうして、白衣の女性は殺されなかったのか、それは警備隊の一部門の人だからとのシンプルな説明を受けました。
「もし、完全に死体から復活したならゾンビのようになり、ナノマシーンは暴走してそこら中で戦闘が繰り広げられていたでしょう。」と何ともありがたみのない話を聞かされたわけです。
そこら中とゆうことは死体になった人質もいたらしく、警備隊の人も何人かけがをしたようです。死体になった人質は誘拐グループが「お金取り損ねたから殺しちゃえ」でもせっかくだから実験体に使っちゃえとゆうノリだったのでしょう。
誘拐グループはいわゆる「不老不死」に興味があり、不死の軍団作れたらすごいよね。と思っい誘拐してもてあそんで死体になった女子に注射打ったら、ど派手に大暴走してるところに警備隊が突入、自分たちは全滅し警備隊は大暴走した元女子の化け物と銃撃戦で近所の人々は大迷惑的な感じと言ってました。
そんでもって私は警備隊の人に助けられたと思ったら、実験体として注射打たれ、化け物なっていないか心配した警備隊がズンドコ銃をぶっぱなし、製品チェックしてたってわけですね。今度はもう少しまともな製品チェックを要求しますとお伝えしました。
自分の意志でナノマシンは肉体を変えることが可能と教えてもらいました。もう少し白衣のお姉さんのようにナイスバディーになれないかと詰め寄ったところ、「ナノマシンは基本的なスペックを読み取るんです。」「将来的なことはわからないけど、ナノマシンとちゃんと融合できれば可能かもしれませんね。」なんでしょう、ものの見事に逃げられた感じがします。この道中無事天候もよし的な発言は、美人は何やってもゆるされるんですかね!
切れたところで何のメリットもないので止めておきましょう。とっても疲れました。しばらくは研究室で実験体として扱われるのでしょう。刻むのはやめてくださいと言ったら、「ズンドコ銃で撃ったのでもう十分だと思います。」言葉使いがちょっと変な人ですね。
白衣の美人さんはどうやら「切り刻んでも意味がないですよ」と、他の研究者に伝えたらしい。おかげで皆さん採血や運動の能力の確認やナノマシンの機能を確認してくれくれると聞いて安心しました。
おまけに今回はなんと技術的なトレーニングは全部ダウンロード可能とのことだった、はっきり言いましょう。白衣の皆さんが行っていることが「全く分かりません!」この辺も説明をしてもらいました。やったことのない作業や仕事ができるようになるそうです。「例えるならデータをダウンロード完了すると楽器が簡単に扱えますよ。」何の役に立つのだろう。
本当に世の中には人の迷惑顧みず好き放題の人たちが多くて困ります。
なんとかい一般的な生活には戻してくれるそうなので、それで良しとしますよう。ほとんど化け物なのは間違いないです。
おしまい。
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