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思い出の珍獣図鑑#1 オカピ

姿や生態が珍しい獣(動物)を”珍獣”といいます。世界には、珍獣と呼ばれる不思議な生き物がたくさん存在します。今回は私の記憶に残る珍獣とその思い出を書こうと思います。記念すべき第一回目の珍獣は『オカピ』です。オカピは、本当に珍しい動物のようで、”世界三大珍獣”の一つに数えられています。ちなみに残りの三大珍獣は、パンダとコビトカバです。

オカピ (Okapi) は、哺乳綱偶蹄目キリン科オカピ属に分類される偶蹄類です。偶蹄ぐうていというのは、脚のひづめの数が偶数の動物を指します。また、蹄の数が奇数の場合は奇蹄と言います。野生のオカピは、アフリカのコンゴ民主共和国中部および北部・東部に棲息しています。少し前まではウガンダにも生息していたようですが、いまでは絶滅したそうです。

オカピは、頭胴長1.9-2.5 m、肩高1.5-2.0 mで、体型的にはウマに似ています。タイトル画からわかるように、胴体は黒褐色からやや明るい茶色ですが、四肢にはシマウマのような白と黒褐色の横縞模様があります。特に後脚だけ見れば、シマウマと見間違えるかもしれません。この縞々は、オカピが生息する森林での保護色なのだそうです。

オカピとの出会いは、小学校の図書館に置いてあった動物図鑑でした。小学校では時々読書の時間があって、図書館で自由に本が読めました。他の子たちは児童文学などを読んでいましたが、私はいつも動物図鑑を眺めていました。その時に出会ったのがオカピでした。最初にオカピの絵を見た時は、シカとシマウマの雑種なのだろうと思いました。しかし、そんな異種間交雑はあり得ません。どうやら、オカピが固有の動物であることがわかりました。

その姿が印象深かったので、それから50年以上経っても忘れることはありませんでした。その間には、ニュースや動物番組でオカピの姿を見たことは何回かあります。実物は上野動物園で見たはずなのですが、記憶が曖昧です。パンダの人気には勝てませんが、オカピもコビトカバも上野動物園にいます。良かったら、パンダのついでに見て下さい。

この記事をシリーズ化するかどうかは、今後の成り行き(気分?)次第です。

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