見出し画像

我家のエンゲルちゃん

我家にはエンジェルではなく、家計の食費を圧迫する”エンゲル”がいます。二人の子供のうち、一人は就職して一人暮らしをしていますが、週末になると実家(我家)に帰ってきます。そのため、週末だけ家族の数が一人増えます。私は愛情を込めて”エンゲルちゃん”と呼んでいます。

エンゲルと言うのは、エンゲル係数の”エンゲル”のことです。エンゲル係数とは、1世帯ごとの家計の消費支出に占める飲食費の割合(単位は%)のことです。この経済指標は、ドイツの社会統計学者エルンスト・エンゲルが1857年の論文で発表しました。

このエンゲル係数については、"エンゲル係数の値が高いほど生活水準は低くなる"傾向があります。これは、食費は生命維持の関係から極端な節約が困難なためです。経済が成長すると生活水準が向上していくため、エンゲル係数は経済成長に伴い低下していくことになります。

日本の平均的なエンゲル係数は25.4%で、ここ20年くらいは上昇傾向です。つまり日本は、経済が停滞(衰退?)していることを表わしています。ちなみに、アメリカは19.3%で先進国の中でも最も低い値になっています。これはアメリカの経済が成長している証拠です。日本よりエンゲル係数が高いのは、トルコ(35.5%)、韓国(32.9%)、スペイン(26.9%)などです。

我家のエンゲルちゃんは、今週末もやってきます(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?