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通史日本史

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本作品は、シナリオ完成まで行きながら没になった、児童向け歴史マンガ『通史日本史』(全十巻予定、原作は全七巻)の原作です。旧石器時代から平成までの日本史全てを扱います。 マンガ原作… もっと読む
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記事一覧

通史日本史 第一巻 第一章 日本列島に住み始めた人々

〇恐竜時代・白亜紀(昼) 地上を闊歩するティラノサウルスやトリケラトプス。 N「今から六千…

DENNYさん
4年前
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通史日本史 第一巻 第二章 縄文時代の暮らし

〇竪穴式住居の並ぶ村 十くらいの竪穴式住居の並ぶ、四十人くらいの住む村。村の中心には、環…

DENNYさん
4年前
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通史日本史 第一巻 第三章 ムラからクニへ

〇環濠集落 水を張った堀と木の柵に囲まれた、三十戸ほどの竪穴式住宅。五件ほどの高床式倉庫…

DENNYさん
4年前
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第一巻 第四章 卑弥呼と邪馬台国

〇畿内と九州の邪馬台国比定位置 N「二世紀から三世紀にかけて、『邪馬台国』が日本で大きな…

DENNYさん
4年前
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第一巻 第五章 聖徳太子の国づくり

〇朝鮮半島(百済・新羅・高句麗)と隋 N「四世紀から六世紀にかけて、朝鮮半島では百済・新…

DENNYさん
4年前

第一巻 第六章 大化の改新

〇唐の最大支配領域 N「隋を滅ぼして中国を治めた唐帝国は、その支配領域の広さだけでなく、…

DENNYさん
4年前

第一巻 第七章 壬申の乱

〇大海人王子(三十八歳) N「天智天皇七(六六八)年、中大兄王子が天智天皇として即位すると、弟の大海人王子は東宮(皇太弟)として、その政治を補佐した」 〇近江宮の一角 大海人と天智(四十三歳)が会話している。 天智「かつて我が国は、唐の圧倒的な国力に敗れた。これからは唐に学び、強大な国家を作って行くのだ!」 大海人「兄上、私も微力を尽くしてお手伝い申し上げます」 満足げにうなずく天智。 大海人(M)「……確かに唐は進んだ大国だ。だが、唐

第二巻 第一章 律令制度と民衆の暮らし

〇天智天皇(四十四歳)の左右に立つ、大海人王子(三十七歳)と中臣鎌足(五十六歳) N「律…

DENNYさん
4年前

第二巻 第二章 聖武天皇による国づくり

〇平城京地図 N「和銅三(七一〇)年三月十日、幼少の首皇子に代わって即位した元明天皇によ…

DENNYさん
4年前
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第二巻 第三章 平安京遷都と桓武天皇の国づくり

〇天智系と天武系の系図 N「神護景雲四(七七〇)年に称徳天皇が崩御すると、天武天皇の血統…

DENNYさん
4年前

第二巻 第四章 遣唐使と前期平安仏教

〇遣唐使船の通ったルート N「遣唐使は飛鳥時代から平安時代にかけて二十回任命され、十二回…

DENNYさん
4年前
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第二巻 第五章 藤原北家の台頭

〇藤原良房(三十九歳) N「嵯峨上皇に寵愛された、藤原北家の良房は、嵯峨上皇の死(承和九…

DENNYさん
4年前
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第二巻 第六章 摂関政治と国風文化

〇藤原道長(中年)UP N「藤原氏がその栄華の頂点を極めたのは、道長の代だと言われている」 …

DENNYさん
4年前
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第三巻 第一章 武士の誕生

〇平良将(将門の父)の屋敷 N「平安時代中頃、坂東(関東)、平良将の屋敷」 広い庭に、流鏑馬の的がいくつか立てられている。 そこに弓を構え、馬を馳せてくる相馬小次郎(平将門、十歳くらい)。馬上で弓を引き絞るが、バランスを崩して落馬する。 小次郎「くそっ!」 小次郎、馬を呼び戻してもう一度またがる。 と、そこへ、門の方から、郎党を連れた騎馬の良将(三十歳くらい)がやってくる。 小次郎「(ぱっと明るい顔で)父上!」 小次郎、馬を良将と並べる。 良将「(にこやかに)おお、