愛のコリーダ! 阿部定事件

「愛のコリーダ」という映画をご存じだろうか。一九七六年に後悔された日仏合作映画で、監督は大島渚。実際の事件をモチーフにした作品で、無修正のセックスシーン(日本公開版では修整)が話題を呼び、ムックが「わいせつ物」とみなされ、監督と出版社社長が起訴される(最終的に無罪)など、多くの話題を作った作品であった。

阿部定(あべさだ)事件とは
この映画のモチーフである「阿部定事件」について、読者の皆様はご存じであろうか。戦前の一九三六年に起こった事件で、不倫の果てに駈け落ちした女性が、相手男性の首を絞めて殺し、その性器を切断して持ち去ったという事件である。暗い世相の中、起こった猟奇事件として大きな話題を呼んだ。

事件まで
犯人である阿部定は、芸者や娼婦などをしながら、各地を転々として暮らしていた。三十歳頃の時、交際していた大宮五郎の紹介で、東京・中野のウナギ料理店「吉田屋」の女中として働いていたが、その店の主人・石田吉蔵と不倫の関係を持つようになった。
やがて二人は駈け落ちし、愛の逃避行をするようになる。

二人のセックス
世間から切り離された二人のプレイは、次第に過激さを増して行った。定はナイフを吉蔵のペニスに当て
「もう他の女性とふざけない(セックスしない)でね」
と凄み、セックスの最中に吉蔵の首を絞めた。吉蔵はこれを拒まず、
「もっと首を絞めてくれ。気持ちいいから」
と要求すらした。

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DENNY喜多川

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DENNY喜多川

ポリアモリストのアダルト歴史作家。別名義で著書四十冊以上。発達障害(ADHDおよび自閉症スペクトラム)アリ。

レキシは夜つくられる

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