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年頭所感2021



新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

時代が大きく変わっていこうとしている事を多くの方々が肌で感じているかと思います。



265年続いた徳川江戸時代。
150年続いた明治から大正、昭和、平成の時代。
幕末を経て明治維新・争いから競争と成長の時代であったと思います。


戦後生まれの私の少年時代を回想しても、お受験戦争、24時間働けますかのCM、根性ドラマの数々・・。

高度経済成長を支えた大きな要因であったことは間違いありません。


そんな江戸から明治へのシフトの節目と似たように感じます。
私達は歴史的な時代の節目を体感しているように思います。
江戸から明治に変わった時に服装や交通手段や政治や産業構造が変わったように、間違いなく新しいライフスタイルが始まりつつあります。


タテ社会からヨコ社会の風を感じています。

今までは高校選手権で優勝することであったり、Jリーガーになることが目標であったり、J下部へ合格することや、特待で有名なサッカー部に入ったり、有名な会社に就職することがどこかスティータスになっていた気がします。
世間がそうであったとおもいます。

肩書きや、組織、お金持ちになることや、他人からどう評価されるよりも、楽しい事をみつけたり、仲間と共感したり、自然豊かな安心できる場所でゆっくりと子育てを優先する。
やりがいの伴わない仕事をするなら転職する。
少しずつ価値観が変わってきていると思います。


ここ半年でも3人の友人が八ヶ岳へ本気で家を探しています。
自然に触れて新鮮な空気を吸ってゆとりを持って生活をしたい。
八ヶ岳に住んでいる私としては嬉しく思います。



サッカークラブに例えれば、強豪チームに入ってサッカーだけをするのではなく、信頼できるコーチと友だちたちとサッカーを通じて人間力も仲間と一緒に高めていきたい。

そんなお子さんや親御さんも増えてきているように思います。



私は2年前、全国から才能ある子ども達にサッカーを通じて人間力を高める挑戦をしましたが私がやりたかった事を実現することができませんでした。

そんな経験を経て、初心に戻ることが出来ました。

2001年「八ヶ岳から世界へ」を合い言葉に、サッカーを通じて世界で通用する「ヒト」を育てたい思いで八ヶ岳グランデフットボールクラブを設立しました。

20年経った今もその思いは全くブレていません。
才能は元々全ての子ども達が持っているもの。

その子ども達を丁寧に小さい時から一人でも二人でもよいから育てて行くことが自然であることに気づくことが出来ました。

そしてそれは20年前に私が始めたことでした。
20年前の自分に戻れた事を本当に幸せと感じています。

2021年大きく時代が変わっても、いつの時代でも子ども達の心は純粋です。
おそらくは今まで以上に人と人との繋がり、仲間と助け合う、地域を大切にしていく事、弱者をいたわる事が大切になっていくと信じています。

私は協力し助け合えるスタッフ達と保護者様たちと、心の喜びを共感しながら、サッカーを通じて、子ども達が人間としての良心を育めるクラブとして、成長していけるように汗を流していきます。

引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。
保護者様、そしてサッカー仲間ならびに関係者皆様のご家庭が笑顔溢れる毎日であることを祈念致します。

敬具
2021年元旦
特定非営利活動法人八ヶ岳北杜グランデフットボールクラブ
理事長 田畑雅宏



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