過去のキングオブコントのうち、dvd版には特典映像として、ファイナリスト達の密着映像や当日の裏側の様子を収めた映像が収録されている。

芸人人生のかかった大一番でのファイナリスト達の様子というのは興味を引くし、特に優勝した組が当日どんな感じの過ごし方だったのか？は気になるところ。
今回、（いまさらながら）ツタヤで過去のキングオブコントのDVDを借りて視聴したので、その感想を簡単に書くことにする。

2009年 東京03

トップバッターでの登場。
出番直前、3人が順番に固く握手しててエモい。
すぐに抜かれるだろうという当人達の予期に反して、ラスト2組の出番まで暫定1位を守り続けた東京03の3人は、慣れない大舞台のプレッシャーに押し潰されそうになっていたらしく、特に角田は何度も席を立ってトイレに向かっていた。
しかし、7組目に登場したサンドイッチマンが1位を奪い、1stを1位で折り返す。
この時点で03の3人、優勝はないと確信したらしく目に見えて表情が緩む。
そうして普段通り演じきった2本目、角田がハーモニカを取り出す場面でこの日最大のウケを取り、953点と圧倒的な高得点をたたき出した。
のちに飯塚が語ったところでは、1位のまま折り返していたら3人とも緊張で自滅して、サンドの優勝になっていただろうとのこと。（東京03の好きにさせるかッ！ 2019/11/7放送）
出番順の妙が命運を分けた結果になった。わからんもんだなー。

2010年 キングオブコメディ

2時間も早く楽屋入りw
高橋、練習の鬼。今野をひたすら練習に誘い、他の組のネタを見る暇を与えないという束縛プレイ。
緊張を紛らすためにキンコメに絡みに来たエレキコミックやついとラバーガールの2人が、キンコメの2人(特に高橋)の気合いの入りように引いている様子もしっかりカメラに収められていた。
本番直前の待機時間も「練習しよう」と椅子を差し出す高橋に今野は大人しく付き合ってあげていた。
しかし当日のネタでいえば、むしろ高橋の方が緊張しっぱなしで、今野はのびのびと役を演じきっていたように思う。もちろん、優勝できるネタを2本そろえたのは高橋の手腕であって、うまく役割分担できていてコンビの関係性としていいなーと思った。
それにしても2015年の高橋の逮捕・キンコメの解散は残念としかいいようがない。。。

2013年 かもめんたる

う大の当日の様子が意外だった。
てっきりキンコメ高橋みたくプレッシャーと戦いながら槙尾とひたすらネタ合わせをしているのかと思ったが、なんと奥さんとメールでいちゃいちゃしながら決勝の舞台を楽しんでいる様子が収められていた。
う大、なかなかの強心臓。

他の回は借りられていないので、またの機会に。