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S2-4★番組企画書は 『配信の目的・ターゲット・番組テーマ・狙う効果』 で決まる!

誰でもできる!ポッドキャストの作り方(シーズン2)


▼番組企画書/コンセプトシートのフォーマットご自由にお使いください!

ポッドキャストについて何も知らないMayuちゃんが、ラジオディレクターのデンスケと一緒に、自分の番組を制作配信していきます。

★シーズン2
パーソナリティー:デンスケ@ラジオD
アシスタント:Mayu

Spotify、AppleMusic、AmazonMusic、GooglePodcastで配信中!
ぜひお楽しみください。


Season2-4★企画書の説明(ポッドキャスト)

デンスケ@ラジオD
皆さんこんにちは。ラジオディレクターのデンスケです。テレビ局やレコーディングスタジオで経験を積み、現在はラジオ局で番組制作や音声編集をしています。この番組は誰でもできるポッドキャストの作り方をお伝します。ぜひあなたもトライしてみてください。

では本日のアシスタントはこの方です、どうぞ!

Mayu
こんにちは。私はまゆです!普段は人の体の声を聞いたり針を使ったりして痛みを取ったり元気にするようなお仕事をしてます。よろしくお願いします。

デンスケ@ラジオD
まゆちゃんよろしくお願いします。では前回、配信サイトの登録が終わったので今まゆちゃんは色んなところにアカウントを作って番組を配信する準備ができました。

Mayu
はい!

デンスケ@ラジオD
次はまゆちゃんが配信する番組の中身を考えていきたいと思います。早速ですけど番組企画書コンセプトシートを作っていきたいと思いますが、フォーマットひな形を見てもらえますか?

Mayu
はい。見てます!

デンスケ@ラジオD
こちらはデンスケが作った番組の企画書フォーマットでこれを考えていくことで、自分の番組をどうやっていこうかな?と具体的に考えることができます。

今日はこのコンセプトシートの各項目について説明します。このシートをパッと見た感想はどんな印象ですか??

Mayu
コンセプトシートと聞くと身を構えてたんですけど、想像しやすそうな項目なんで楽しそうです!

デンスケ@ラジオD
ありがとうございます!じゃあ一緒に見ていきますね。

Mayu
お願いします!

デンスケ@ラジオD
全体を把握するためにどんな項目があるか読み上げてもらっていいですか。

Mayu
配信の目的
・狙う効果
・ターゲット
・番組のテーマ
・番組説明
・番組タイトル
・出演者
・番組の長さ
・配信スケジュール

以上です!

デンスケ@ラジオD
ありがとうございます。今読み上げてもらった項目を1つずつ考えていくことで番組が形になっていきます。

その中でもメインはこの4つです。
「配信の目的」
「狙う効果」
「ターゲット」
「番組テーマ」

コンセプトシートでは色付けして太字ですが、この4つを考えてもらうことでほぼ8割ぐらい番組が見えてくるので、最初はこの4つを集中してイメージしながら番組コンセプトシートを考えてもらうといいですね。

Mayu
はい。

・配信の目的

デンスケ@ラジオD
では1つ目「配信の目的」を説明しますね。

ポッドキャスト音声配信の番組を始めるにあたって、配信する自分の目的をしっかり明確にしておきましょう。

なんとなく番組を始めるとどんな目的で始めたのか忘れがちになって、あれをやったりこれをやったりと番組の形がブレてしまいます。自分のモチベーションやどんな人にどんな番組を届けていくかを考えていくうえでも、配信の目的を1度整理して書き出してください。

考えるときのコツですが、どこかに発表するものではないのでできるだけ自分の気持ちに正直に書き出してもらうのがおすすめです。

例えばモテるようになりたい、番組で有名になりたい、お金を稼ぎたい、そういう自分の本心をさらけ出して、それを配信の目的として大丈夫です。

この目的がどこかで公表されたり、チャンネルの説明に書いたりするわけではありません。あくまで自分の中でポッドキャストをやる目的は何だったかな?の整理として自分の心や想いや気持ちを正直に書き出してみてください。まゆちゃんこの「配信の目的」はわかりますか?

Mayu
「配信の目的」と「狙う効果」が一緒になっちゃうんですけど。。。

・狙う効果

デンスケ@ラジオD
では次の「狙う効果」の説明しますね。

配信の目的がしっかりと自分の中で形になったら、次は「狙う効果」で数字目標を設定しましょう。

Mayu
数字なんですね。

デンスケ@ラジオD
さっき言ったみたいにお金を稼ぎたいとかでもいいですし、インフルンサー有名になりたいとか、番組を多くの人に知ってもらいたいとかの目的から、分かりやすいところの「狙う効果」を設定していきましょう。

配信の目的との違いは、配信の目的は「自分の心の中だけの目的」です。

でもこの狙う効果は、実際に具体的な数字を出すことによって、その数字に到達するためには番組をどうしたらいいかな?と創意工夫をしていくような「ゴール地点」になります。

配信の目的はあくまで自分の中の気持ち、想い、心という部分ですね。
狙う効果は、相対的に周りから見て分かる数字とかの目標ですね。

例えば、
半年でフォロワーが何人
番組を配信して広告収入が月いくら
1話の再生数が何回以上
番組を3か月で何本以上配信するとか

そういった自分で決めるゴール地点です。特にこのゴール地点を設定するにあたっては「期限と数字」を具体的に出すと設定しやすいですね。

例えば「3ヶ月の期限」で「フォロワーが10人」とか、そういう風に期限と数字で狙う効果を考えてみてください。

Mayu
はい。

デンスケ@ラジオD
狙う効果が、例えば3か月でフォロワー10人と決まれば、じゃあ狙う効果を達成するためにはフォロー登録してくださいね!って番組で呼びかけをしていかないといけないなとか、できるだけフォロワーが増えるようにいろんな配信サイトで配信していこうかな、フォロワーを増やす機会を作りたいからフォロワーさんと交流するようなメッセージの募集でもしようかなとか、その狙う効果に向かって番組を作っていくことができますので、そういう意味での狙う効果の設定になっています。

まゆちゃん、配信の目的と狙う効果の違いはどうですか?わかりますか?

Mayu
さっき一緒になっちゃうって言ってたんですけど、説明してもらったら心の中が目的で、数字目標を設定するのが狙う効果とわかりやすく違いが見えました!

・ターゲット

デンスケ@ラジオD
分かりましたか。じゃあ配信の目的と狙う効果の違いが分かってもらえたと思うので、次は「ターゲット」です。

ターゲットはどんな人たちに番組を聞いてほしいかを具体的にイメージしてみてください。自分の配信する番組を「いつ・どこで・どんなふうにリスナーに聞いてほしいですか?」

例えばまゆちゃんが、
「体の健康の番組」を配信するのであればターゲットとしては「体が健康で日常的に例えばスポーツジムで運動してるサッカー部や野球部で活躍してる人」よりは「怪我で腰を痛めててなかなか日常生活がうまくいかない人」をターゲットにした方が、もしかしたら聞いてもらえる確率が高いかもしれませんし、10代の学生さんより70〜80代の高齢者の方が体の健康に意識が高いかもしれません。

自分が話したい目的やどんな話をしていこうかな?と考えるうえで、そのターゲットも具体的にイメージしてみてください。

Mayu
うんうん。

・番組テーマ

デンスケ@ラジオD
このターゲットから続いて次の「番組テーマ」ですが、テーマは配信の目的や狙う効果とは違ってリスナーと共有するものです。

まゆちゃんが番組を配信したときに「この番組はこんな番組ですよ!」と見た人や聞いた人にわかるようにテーマを打ち出してあげてください。

例えばまゆちゃんが体の健康の番組を配信した場合、初めて見る人も「この番組は体の健康の話の番組だな」とテーマがリスナーと共有できる必要があります。

でも狙う効果、例えばその番組を配信してまゆちゃんが「3ヶ月で登録者10人欲しいな」という狙う効果はリスナーと共有する必要はありません。まゆちゃんの中で目標にするだけで結構です。

Mayu
うんうん。

デンスケ@ラジオD
そして配信の目的としては、番組を聞いた人に体が元気になってほしいとか、番組をたくさんの人に聞いてもらうことで有名になりたいとか、お金持ちになりたいとか、そういうまゆちゃんの想いもリスナーと共有する必要はありません。

ただ、この番組のテーマ「この番組はこんな話をしてるんだよ」というのはリスナーと共有できるように設定してあげてください。

この違いはオッケーですか??

Mayu
はい!

この4つが番組のメイン軸です!

デンスケ@ラジオD
・配信の目的
・狙う効果
・ターゲット
・番組のテーマ

この4つが番組コンセプトのメイン軸ですので、最初にしっかり考えてください。この4つは連動してますので順番に考える必要はないです。思いついたものから1つずつ考えてもらってもいいです。

特にターゲットですね。配信の目的、狙う効果、番組テーマを決めてからターゲットを決めてもいいですし、逆にターゲットから番組のテーマを考えてもらってもいいです。

この4つをメイン軸でイメージして考えを進めてみてくださいね。
では続いて残りの項目も説明していきます。

Mayu
はい。

デンスケ@ラジオD
この4つが決まれば、次は「番組説明」を考えてみてください。

例えば番組のテーマが「体の健康についてあれこれ語ります」という番組になった場合の番組説明ですね。説明の中でこのターゲットに響くように分かりやすく番組の中身を説明してください。

「体の声を聞きながらみんなを元気にする仕事をしてるまゆちゃんが、最近体の痛みが取れないなという人向けに、体も心も癒すような番組をお届けします」

というような形でわかりやすく説明をしてあげてください。

Mayu
うん。

デンスケ@ラジオD
同じように「番組タイトル」ですね。
これもターゲットに響くようなものをイメージしてください。

ターゲットが例えば、体の調子が悪い人だったら番組タイトルは「体の調子悪い人みんな集まれ」とか「この番組でみんな元気になろう!」とかのタイトルやワードを盛り込むことで、そのターゲットが「この番組聞いてみたいな」と思うような行動に繋がってきますので、番組説明とタイトルを考える時にも必ずリスナー像をイメージしてください。

Mayu
はい。

デンスケ@ラジオD
次に「出演者」ですね。
番組の構成によっては、1人でしゃべったり、ゲストを呼んだり、専門家を呼んだりすると思いますので、そういった場合レギュラーで番組をどんな形でやっていくのがいいかも合わせてイメージしてみてください。

もし1人でやる場合も「どういう人が喋り手ならターゲットにこの番組を聞いてもらえるかな?」をイメージしてください。

例えば今ラジオネームが「まゆちゃん」ですけど、ターゲットに響くように「鍼灸師まゆちゃん」でもいいと思いますし、自分の名前・肩書き・自己紹介、この辺りも出演者と一緒に考えてみてください。

Mayu
はい!

デンスケ@ラジオD
では次の項目は「番組の長さ」です。
番組の長さも、番組テーマ、ターゲット、番組の中身がある程度見えてきたら、今度は「いつ・どこで・どんなふうに聞いてほしいか」を具体的にイメージしてみてください。

例えば、朝のニュース番組だと毎朝5~10分の長さでいいですし、寝る前にゆっくりと聞いてほしいなら、夜中10時ぐらいにゆったりと聞いてもらうということで30分~1時間の番組でも大丈夫だと思います。

Mayu
うんうん。

デンスケ@ラジオD
まゆちゃんが体の健康のために、例えばストレッチを紹介するということでしたら、ストレッチの長さに合わせて10分ぐらいの番組でもいいと思いますし、体の構造とか心のメンタルのお話もしていきたいなら30~40分の長さでもいいと思います。

「このターゲットはどういうターゲットなのか?そしてその人にどんなシーンで番組を聞いてほしいのか?」というところから番組の長さをイメージしてみてください。

Mayu
はい。

デンスケ@ラジオD
最後は「配信のスケジュール」です。
ターゲットにいつどんなふうに聞いてほしいのかというところから、例えば、週何回、月何回配信していくかもイメージしてください。

ニュース番組で毎朝の新しい情報を届けたいなら毎日朝に配信してもいいと思いますし、まゆちゃんが体の健康ということで、体のストレッチを一緒に動かしてほしいという番組をするとしたら、みんなが休みの土・日曜日のお昼とか、時間のあるときに聞いてほしいから、ということで毎週土日に配信して空いてる時間で体を動かしてストレッチしてもらうイメージもいいと思います。

平日の就寝前の夜中11時ぐらいに聞いてもらうなら、平日月~木曜日の夜中11時ぐらいのイメージで、番組を週5で配信していくもいいと思いますし、そのターゲットの生活リズムとかに合わせてこの番組の配信スケジュールを考えてみてください。

それと合わせて、配信のスケジュールはご自身の収録や編集、配信するタイミングとか、原稿や内容を考えるスケジュールも考慮に入れてもらうといいと思いますね。

収録時間が週1回しか取れないのに毎日配信する!とかはハードルが高いと思いますし、自分が収録できるスケジュールと、リスナーに聞いてほしいタイミング、ターゲットの生活リズムとかをイメージしたうえで、配信はこれぐらいのスケジュールでやっていこうかな?と考えてみてください。

Mayu
はい。

デンスケ@ラジオD
では各項目の説明は以上になります。まゆちゃん何か質問はありますか?

Mayu
これはもうほんとに自分の生活リズムとかを主体に考えて、できる範囲で配信するのでも問題ないんでしょうか?

デンスケ@ラジオD
もちろんです。ポッドキャストの配信で1番大事なことは「自分が楽しんで継続して配信していくこと」なので。

この番組の企画書とかコンセプトシートをしっかり考えることも大事なんですけど、それに縛られすぎないことも大事です。

ここで最初にハードルを高く上げすぎて、ガチガチに作り込んでそれのプレッシャーで配信がしんどくなるのは良くないですし、考えた物を配信するにあたって「やっぱりスケジュールはもっとこんな風がいいかな?」とか、どんどん変更してもいいので自分が負担にならない程度で『楽しく配信できそうだな~!』とイメージしながら各項目を考えてみてください。

このコンセプトシート作ったら次はいざ収録してみましょう!という流れになりますので「実際に自分が番組を収録配信していくんだ」という思いで、この内容しっかり考えてみてください。

他は大丈夫ですか?次はまゆちゃんにこのコンセプトシートを作成してもらいますが作成できそうですか?

Mayu
楽しそうです!ありがとうございます!!

デンスケ@ラジオD
わかりました。では以前サムライサイトーさんという方にコンセプトシートを作ってもらったNoteもあるので参考にしてくださいね。

次はまゆちゃん自身の番組をどんな感じで作ろうかな?と考えてみてくださいね。ありがとうございました!

Mayu
ありがとうございました!

デンスケ@ラジオD
この番組はAmazon Music・Spotify・Google Podcst・Apple Podcastで配信してますので、ぜひ聞いてください。それ以外にも番組内容の書き起こしをNote(ブログ)もやっています。最新情報など気になる方はデンスケのX(twitter)をチェックしてくださいね。

「誰でもできるポッドキャストの作り方」ご案内はラジオディレクターのデンスケとアシスタントのまゆちゃんがお送りしました。
それでは次回の放送でお会いしましょう。
バイバーイ!またね〜!

Mayu
またね〜!


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