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チャンスのしっぽ

「これ、来てみない?」
「興味ある?」

と声をかけていただくことがある。
ちょっとでも”興味あり”と思ったら、間髪入れず、

「行きたいです!」
「興味あります!」

と答えるようにしている。

たぶん聞いた瞬間に自分の中での”楽しそう” ”面白そう”バロメーターはもう動いていて、それを抑えるのが
「え……私大丈夫かな?」
「行ってもいいかな?」
という少しの躊躇するこころ。

躊躇心が前に出てくる前に、自分の興味にまかせて答えてしまうと、案外ぽん、と動けたりする。
相手が話を持ちかけてくれるということは、相手もそれなりに私に向いているだろうと思って、とか、興味ありそう、とか、もしかしたら多少の期待を持って誘ってくれているということだ。

相手のお誘いと、自分の気持ちの動きがあれば、あとはもう断る理由なんて無いと思う。

そうやって、突然の申し出に飛び込めるかどうかで、人生はだいぶ変わってくる。

もちろん、そういう突然の申し出を受け取れるだけの余裕や気持ちの余白を残しておくのも、チャンスのしっぽをつかまえるためには重要なことなんだろうな。
誰でも、切羽詰まってぎりぎりに見える人にはきっと話を振ってくれないだろうから。

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