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合わない人

「みんなと別け隔てなく接してえらいよねぇ」
昨日の飲み会でかけられた言葉。
昨日の飲み会だけでなく、これまで生きてきて、何度か人からかけられた言葉だ。
どうやら、多数の人が「この人は無理だ……」と思う人に対して私が普通に接しているのを見て「すごいな……」と思うらしい。

私だって「この人合わないな……」と思う人はいる。
まぁ、そう思うような人とは出来るだけ会わないようにするのが一番で、"合わない"と思ったタイミングから少しづつ少しづつ距離をとっていけばそれは達成できて、心穏やかな日々を過ごせる。
問題は、合わない人が毎日顔を合わせないといけない人だった場合。
例えば職場の同僚とか上司とか。
主に仕事関係の人がそういう環境に置かれることが多いのだろうけれど。
そういうときがとても困る。

そんなときは、
「まぁ、合わないと思っているのは私の一方的な意見だし、この人とはこの場だけてきとうに付き合えばいっか。私の人生にずっとついてくるわけじゃないし」
と思うようにしている。
……こうやって文字に書き起こしてみるとなんとも冷たい感じがするけれど(笑)

日常その"合わない人"と接していて、イラッとすることもあるし、「なぜこんなことを……」という行動を目のあたりにすることもある。
そしたら、
「だから私、この人合わないなぁと思ってるわけだし、しょうがないか」
と思って、自分の感情を飛ばすようにしている。
私が合わないと思う人の中にもきっと私の知らないたくさんの良いところがあって、そして、その良いところは別に私が理解しなくても私の知らない誰かが分かってあげれば良い。
わざわざ"合わない人"のために大事な"自分の感情"というエネルギーを使うのはとっても無駄だと思う。
自分の感情はどうせなら好きな人のために使いたい。

……という考え方の元接していたら、どうやら周りの人からは"別け隔てなくしていてすごい"と見えたらしい。
不思議だなぁ。

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