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分断と連続

ここ2日、連続で映画を観た。
のだけれど、あまりにも2つの映画の、”物語に入り込めるか具合”に違いがあったので、その理由はなんだろう? と考えてみた。
考えてみたところ、どうやら連続性を感じられるか否かがキーになっているような気がした。

主人公とその周りを取り巻く人たち。
主に主人公の過去の出来事や、主人公の出る場面・いない場面など、色々な場面の切り替わりで、いかになめらかにつなぐか。
とある出来事が起こって、その出来事をきっかけに過去の出来事を思い出す時に場面が移り変わる際、切れ目が感じられないかどうか。

回想や別の場面に移る時に「え? なんでここからこうなった?」という疑問がぽわんと頭に浮かぶと、とたんに物語に入り込めなくなる。
「ん? どうしてここからこっちに進んだ?」
「なんで今これを思い出した?」
という小さい”あれ?”が違和感となって頭に残り、それを考えているうちに話が進む、よく分からない場面がまた出てきて新しい”あれ?”になる。
それが繰り返されると、ついて行けなくなって「うーん」となってしまうなと。

2つ連続で映画を見てみて、場面のつなぎ目のなめらかさが面白いと思うかどうかにものすごく関わっているな、と思った話。

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