「なんとなく、体調悪い気がする」
と思って帰って熱を測ったらめちゃくちゃ高かったり、
「なんとなく、嫌な予感がする」
と思ったら苦手な人が現れたり、
そういう ”むしのしらせ” 的なものって、あると思う。

むしに勝手にあまり良くないイメージを持っているからか、その ”なんとなく、そんな気がする” は悪い意味のほうが多い。

もちろん、いい意味のときのなんとなくそんな気がするもたくさんあるのだけれど。

悪い意味の ”なんとなく、そんな気がする” に捕まえられると、そこの思考に囚われて、なかなか抜け出せなかったり。

本当は ”なんとなく” ぼんやりそんな気がしているだけなのに。

結局、いい風に思おうが悪い風に思おうがどっちにせよ ”なんとなく” ふわっと思い描いているだけで、どちらの重さも一緒。
自分の思い込みだけで、きっと悪い方の ”なんとなく、そんな気がする” を重く受け止めてしまっているだけ。

悪い方へひっぱられているな、と思ったら、
「あ、私いま、悪い感じの方向のなんとなく思考に引きずられている……！」
くらいに自分を客観視してしまって、なんとなく面白がってみたら良い。