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今の自分に必要なもの

つい二年前まで住んでいたところに、用事があって出かけた。

街は前よりもちょっと外国人観光客が増えたかなぁ?という印象。
新しいビルを建てていたり、新しいマンションを建てていたり、これからさらに街が活気づいていくのだろうなぁ、とバスの窓から眺めながらぼんやり思った。

つい二年前まで住んでいたのに、今ではもう私は ”よそ者” だ。
でも懐かしい。
変わらないところと変わっていくところと、どちらも街の空気に含んでいて、でもやっぱり活気が溢れているところは変わらなくて、いつ来ても元気になれるところだと思った。

引っ越すとき「ここよりも不便な場所に行くなんて本当に嫌だ」と思っていたのだけれど、今では今の暮らしに慣れてしまった。
もちろん、便利さでは負けるのだけれど、以前は別に無くなっても良いもの・無くても生きていけるものにたくさん囲まれて生きていたのだなぁ、と気付く。
”便利” の中で生きていたときには見えていなかったもの、本当に自分に必要なものとそんなに必要じゃないものが、不便の中に放り込まれて分かった、というような感じ。

あれもこれも目の前にぶら下げられるとあれもこれも欲しくなるけれど、周りにたくさんの物が無ければ自分で本当に必要なものを探して手に入れるようになる。

これからまた私の住む環境は変わっていくかもしれないし、今よりも便利なところで暮らすようになるかもしれないし、もしかしたらもっと不便なところに引っ越すかもしれない。
これからどんなところで暮らすことになっても、その時の自分に必要なものを冷静に見極めて、必要なものにお金を使う生活をしていきたいと思った。

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