代打
とある仕事で代打を頼まれる。
なんでも、本来それを担当している方の体調が悪いそうだ。
いわゆるピンチヒッター。
理由が理由なだけに急だったのだけれど、「急だなぁ……」というネガティブな気持ちと、「ピンチヒッターとして見てくれているのだなぁ」というなんとなく頼られている感で少しうれしくなる。
果たして本来担当している方の穴を埋めることまで出来たのかは分からないけれど、ともかく無事に代打を終えた。
代打として出てみて思ったのは、
「いざという時に頼れる誰かを持っておくってすごくこころにゆとりができるな」
という、代打を頼む側の気持ちだった。
もしもこれを、
「担当の人がいないから、代わりに自分が穴を埋めなきゃ……!」
と思うと、いつかどこかで疲弊してしまう時が来ると思う。
自分だけじゃない、いざという時に頼れる誰かを持っておくこと、
そして、いざというときには頼ってみること。甘えてみること。
実際自分も頼られて少し嬉しい気持ちになったし、きっと他の人だってそんな気持ちになったりするんだろうな。
「申し訳ないな、お願いできないな」
と自分だけで考えるのではなくて、ちょっとお願いしてみて、持ちつ持たれつでいいじゃないか。
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