見出し画像

『西郷どん』を観て

大河ドラマ『西郷どん』の最終回を、今更ながら観た。

放送日の先週、都合により見られないので録画しておいたはずが、なんと失敗していたのだ!
泣く泣く、今日の再放送まで待ったというわけで。

これまで大河ドラマはなんとなく敬遠してしまっていた。
もともとそんなにドラマを観る方ではない上に、大河ドラマはスパンが長い。
連続ドラマでさえ「あれ? 何曜日のやつだったっけ?」となり観忘れてそのままずるずる観なくなる私が、『西郷どん』だけは熱心に観た。
林真理子さん原作というのも気になる要因だった。

回を増すごとに、どんどん登場人物に感情移入して、毎回のようにうるうるしていた。
主人公である西郷隆盛やメインキャストの大久保利通、その他の登場人物それぞれの立場にそれぞれの視点で入り込めるように作られていたと思う。
日本が大きく変わろうとしている時代、そのさなかに自分の人生を捧げて国を良くしようと奔走する姿がとても印象的に描かれていた。
反面、それぞれが考える”正義”が少しずつ食い違っていくことによって争いに発展していくというのは、今の世の中でも同じなんじゃないだろうか。

「史実に基づいていない」とか「ラストがおかしい」とか色々と批判もあるようだけれど、
没後百何十年経っても様々な人に語り継がれ、愛された人物であり、その人物を知る足がかりになるドラマだったということは紛れもない事実だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?