「それは、確かな筋からの情報か?」
この言葉、切羽詰まった状況下の、洋画の字幕とか時代劇のセリフとかでよく出会います。
人間、生き死にが関わるとその情報が正しいものなのか、どこから出てきたものなのか、そりゃ確かめたくなりますよね。
だって間違ってたら死ぬかもしれないから。
本当に信頼できる情報なのかどうか、最終的に判断するポイントは“誰がどこで語ったものなのか”ということなのではないでしょうか。
“誰が”というのはまず第一前提だと思います。
オオカミ少年の童話でもありますが、普段からあることないこと噂好きの人の話はなかなか信じられないですよね。
そして、“どこで”語ったものなのか。
信頼している人でも、窮地に追い込まれた状況だったり、心身ともに疲弊している最中であったり、その人が普段の判断力を発揮できない状況から発した言葉も、いつもより信頼性に欠けるのではないかと思います。
このどちらもが揃ったとき、人はその話を“確かな筋からの情報”と判断するのではないでしょうか。
“確かな筋”になるためには、相手の信頼を積み重ねていくこと。
では、相手の信頼を得るためには…?
全てを知るまで語れないとなると口をつぐむしか無くなってしまうし、知っている一から作り出した十を語ることは避けたい。
相手に信頼してもらうためには、自分が知ったことを、自分で咀嚼して言葉にすること。
これなのではないかなと思います。
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