どうも勤務歯科医師のかずぴんです。

今日も臨床関連の記事です。早速、写真を提示します。

普通の、クラックカリエスですね。余談ですが、私の臨床で発見されるほぼすべてのカリエスにクラックの存在を確認しており、カリエスの発生とクラック関連の確信は深まっていきます。

まず、術前の写真

何の変哲もない、左下４遠心のクラックカリエスです。では次に咬合印記後の写真を提示します

患歯には咬合接触がないことが確認できます。

この状態から導き出される結論は、

「クラックカリエスは咬合接触の無い歯牙においても発生しうる」

という一見矛盾したものです。

また、別症例を示します。

左上４近心に発生したクラックカリエス処置前の状態です。咬合印記してみると、左上４近心には咬合接触がありません。

これもヒントになります。

では、次回からまた解説していきます、

今日はここまで。