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散文日誌「種々雑多」2022/03/04

ここ数週間、本当に体調が安定しない。晴れてても、外に出る気にもならない。絵を描く気にもならない。TVを見る気にもならない。食事を摂る気にもならない。目玉焼きを焼く気にもならない。心が動かない。感動とかそういうものがまるでない。冬季オリンピックで誰かがメダルを取っても、あ、そうという感じ。無味乾燥。

今日のウイルス感染者が何人になりました…いつも通りのお知らせみたいになってしまって、増えたのか、残念だな、減ったのか、よかったな、ぐらいにしか思え無くなってきた。慣れって怖いなとつい思う。それと同時に罹患者は、かわいそうと言っていいのか、自己管理がなってないというべきか…。とにかく、罹患者が気の毒であることは確かだ。

COVID -19の流行以外に、世界情勢がきな臭くなり始めている。ウイルスが流行するとヒトは戦いを始めたくなるのか?第一次世界大戦の時のスペイン風邪のように。

かつてウクライナはソヴィエト連邦の領土であった。しかし、ソ連が崩壊すると、そこに属していた共和国は次々と独立する。ソ連最大の汚点チェルノブイリもウクライナにある。そのウクライナ共和国へロシア連邦軍が侵攻、攻撃を仕掛ける。停戦協定をいつするのか?決まりそうで決まらない。その間も一般のウクライナ人が隣国へ逃げている。もし、自分がその立場ならどうすれば良いのか…。まあまずは、怖くて腰が抜けているだろう。始終泣き通しで、誰かに縋っても、置いていかれるばかりなり…。だから自力で、とにかく這ってでも逃げて、食糧支援のある場所まで辿り着かねばなるまい。他人に踏まれようが、とにかく行くしか無い。無事着けたとしても、多分、たらふく食べられることはないだろう。そのうち、寒さと、栄養不足で体力も消耗して、生命の灯火は消えてしまうかもしれない。

国同士の争い事が嫌なのは、こうした難民を数多く生んでしまうからである。一度難民になれば、故郷に戻ることが叶わなくなってしまうことさえある。故郷を失うということは、親しんできた自然や伝統的な暮らしを失うということでもある。一部の人間のエゴが、多くの人間のエコロジカルな生活を壊す。一度壊れたものは元には戻らない。特に、その土地の生態系や貴重な動植物など。植物の場合は奇跡的にタネが発芽し、戻ってくる場合もあるだろうが。動物もうまく隠れていれば、何食わぬ顔でまた同じ場所で飯を食ってるかもしれないが。

Highly Sensitive Person(以下HSP)と呼ばれる人のうち、特に内向的な人は、このような、人が傷ついたり、傷つけられたり、大きな音がするような物事や突然の出来事(打上げ花火、火薬の爆発音、サプライズ訪問など)に弱い。それ故に、このようなニュースや事件はなるべく目にしたく無いのである。

停戦合意しても、安心はできない。どこにいても、また心を揺るがす嫌なニュースが、目に飛び込んでくる。その度にまた、身体がしんどくなる。気候の変わり目のせいもあるかもしれないが、人間さま、もう少し大人しくしてくだされ。あまり騒がしくしていると、本当に神の怒りに触れまっせ…。

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