こんにちは！採用広報チームです。

先日開催されたAndroidの国内最大の技術カンファレンスDroidKaigi 2023において、DeployGateから@red_fat_darumaが登壇しました！ この記事では、セッション検討から、発表動画とスライド、一言コメントを添えて紹介したいと思います。

Profile

What is DroidKaigi?

Q：なぜセッションに応募しようと思ったのか、セッションの選定理由があれば教えてください

会社として登壇を推奨していることもありますが、登壇自体は個人的なモチベーションが大きいですね。登壇準備自体が勉強になりますし、登壇を通して知らない人とでも交流がしやすくなる辺りは良い結果として自分に返ってきているなと思います。渋谷・六本木で開催される勉強会などでも同様のモチベーションで登壇するようにしていますが、DroidKaigiの規模にまでなると調査にも一層力が入りますし、登壇したあとに話しかけられやすくなるので人見知りの自分からするとお得な面が大きいです(笑)。また日本語話者はもちろんとして、英語話者のスピーカー相手でも登壇準備や登壇そのものは話題にしやすく、覚えてもらえるという点も含めて仲良くなりやすいように思います。

またセッションのテーマ選びは軸を決めていますね。あらゆる会社で一定以上の良い開発体験を享受してもらいたいという気持ちからDeployGateというサービスに関わっているところがあるので、その実現に寄与しそうかどうかという軸で選んでいます。例えば今回のGradle Convention Pluginの話はドキュメントを見ても抽象的だったりして、調べる気力が削られていくのに必要になってしまう領域かなと思って選びました(笑)。弊社代表の藤崎とよく話すんですが、弊社のプロダクトに関わるアプリ配信やGradle Plugin開発って多くの現場で求められる割にニッチな領域だと思います。多くの場合で基盤を立ち上げた人にのみ知識が必要で、その後の運用に求められるものの多くは単なる安定性なので知識は不要 or 新規で身につく知識があまりなかったりとか。そういった状況のせいなのか、転職をしたら配信基盤がないけど構築のやり方が分からず大変だという話を知人からよく聞いてます。そういった知人の話も踏まえ、各社で開発体験の質に良し悪しがあるという以前にそもそも存在しないという状況をなくすべく、前述した軸でテーマを選んでいます。

発表動画

スライド

ポイント

• Gradle Convention Pluginsは特別なPlugin実装ではなく、Plugin開発のデザインパターンに近しいです

• キャッシュ効率の観点から、共有gradleファイルのapplyやprecompiled script pluginを使うのではなく、Composite Build + standalone projectで作成しましょう

• 雑に作るとビルド速度は遅くなってしまうので、ベストプラクティスを追いましょう

• Gradle buildやComposite Buildの仕組みを理解することで、能率のいいConvention Pluginを作りましょう

• Android Gradle Pluginと連携するときはGradle APIから考えるのではなく、Android Gradle Plugin側のライフサイクルに応じたAPIを利用しましょう

Q：発表を終えて、何かコメントはありますか？

理解が進んだ・知らなかったという感想をはじめ、これはどうやればいいかアイデアはある？といった具体的な質問をいくつかもらって議論したりと、色んな良いフィードバックを頂けました。
もちろん課題もあります。英語原稿やら発音やら資料のクオリティとかは一旦置いといて・・・今回は基礎知識や応用を意識しているので、why over howな発表にしました。一方で具体的な実装サンプル集も同時に存在して損はないなと思っています。自分の発想だけじゃ連携内容に限界があってサンプル集として機能が果たせなさそうなので、https://github.com/jmatsu/android-gradle-plugin-integration-examples/issues に「こういう連携をしたい」と書いて欲しいです。ベストエフォートにはなりますが、実装していこうかなと思っています。

@red_fat_darumaさん、この度はインタビューご対応頂きありがとうございました！

さいごに

Inside DeployGateでは、社員の紹介や組織周りの各種取り組みについて、今後もさまざまな記事を投稿予定です。よろしければフォローよろしくお願いします！

また弊社では、一緒に楽しく働き、プロダクト及び組織をより良くしていくメンバーを随時募集しております。もしご興味ある方がいましたら、下記のサイトよりご応募お待ちしております！