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DIST.25 「管理画面から考えるUX」まとめ

UXについての理解がゆるい自覚があったので、DISTさんの勉強会に参加させていただきました。
個人的に覚えておきたいと感じたこと、気づいたことをまとめています。

🎨 dely株式会社 デザイナー kassyさん

・ターゲットの習熟度に合わせてUXを変える
・管理画面ユーザーは中級者層が多い
中級者が使いやすいかどうかで設計すると良い

💡 気づき
中級者層向けのUXを考える場合、グルーピングを「基本情報・詳細情報」でなく「文字入力・アップロード系」という機能別の切り分けにした方が確かに使い勝手がよさそう。
初心者・中級者・上級者の厳密な定義はサービスごとに変わってくると思うので、運用によるヒヤリング・ユーザーインタビューの必要性を感じた。


🎨 GMOペパボ株式会社 デザイナー 岸野 哲朗さん

・管理画面ユーザーは「煩わしさ」に敏感
・UI Flowsを活用

💡 気づき
画面遷移図はよく用いられるが、情報同士の関係性を把握する上ではUI Flowsが便利そう。機能理解の一助にしたい。
guiflowで書くUI Flowsによる画面遷移図の書き方と管理方法


🎨 合同会社セルフリー デザイナー 畠 佑輔さん

・使いやすいサービスづくり=住みやすい家づくり
・住みやすい家を作るために、開発側みずから他所の家(サービス)に入り浸ってみると気づきが得られる

💡 気づき
「人が入れ替わっても使いやすい」「ロイヤルクライアントに長く使ってもらえる」という観点が足りていなかった気がする。自分のプロジェクトで具体的に何をどうすればいいか考えたい。


🔧 株式会社プレイド エンジニア 韓 徹さん

・管理画面はユーザーが穴を開けたい時に使える優秀なドリル(=道具)
・あえて適当に、「普通」を目指す。100%の「当たり前」を目指すと開発コストがかかりすぎて完成しない。
・UI改善では「削ぎ落とす」が重要(非表示・削除)
・スピード開発では本番環境でプロトタイピングする

💡 気づき
共感フレーズが多かった。つい「完璧」を目指してしまうが、絵に描いた餅にならないようコスト面に気をつけたい。削ぎ落としは自分のミッションとしてガンガンやっていきたい。


🔧 武田 博さん

・効率=使うのは簡単だができることが限られる。効果=なんでもできるが使うのが難しい
・やりたいことを実現するために管理画面をなくすという選択もあり

💡 気づき
管理画面があるがゆえにユーザーの「やりたいこと」が制限されてしまうこともある(確かに)。価値を届けるために「やりたいこと」を吸い上げる運用・効果を発揮するエンジニア・効率をあげるデザイナーがワンチームになることが大切。


🎨🔧 株式会社ヨウリ、IMMIGRATION CO.WORKING SPACE インタラクションデザイナー/フロントエンドエンジニア 松本 慶一郎さん

・クライアントのビジネスを理解する
・ユーザーに会いにいく
・迷う時間があるなら作り出す。後で捨てる勇気が大事

💡 気づき
ビジネスの理解が大前提で、フットワークの軽さも大切。個人的に、UIデザインは付け足す(=ルールが増える可能性がある)よりも削る(=あらゆる考慮が済んでいる状態)方が作りやすい感覚がある。今後意識したい。


🎨 株式会社ウィルゲート デザイナー 横内 宏樹さん

・エンジニアは初手で王手を決めるスキルに長けている
・短期的な業務改善でのポイント

運用側その①:本質を見る
運用側その②:開発側とコミュニケーションをとる
運用側その③:慣れて諦めない(改善マインド)
開発側その①:業務を知る(目的や背景)
開発側その②:運用を暇にする意識
開発側その③:運用と一緒にやる

💡 気づき
自分のチームではほぼ全員がリモートワーカーなので、最低限必要なコミュニケーションの質を上げることが課題だと感じている。デザイナーとしてはエンジニアの特性を理解してより連携をパワーアップさせたい。


🎨 
水交デザインオフィス 代表、JUSO Coworking 代表 深沢 幸治郎さん

・「サービスを知らないデザイナー代表」として振る舞うと良い
・自分のバランス感覚を信じる→他人の感覚に力を借りる(未完成の状態でみんなでレビュー→レビュー中にその場で直す)
・ユーザーの習熟度が低い場合、ツールチップの使いどころの洗い出しや、言葉のデザインが鍵になる

💡 気づき
たたき台を作ってレビューし合う方法は有効だと感じているし、実際に成功例があるのが心強い。スピード感は強く意識したい。


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