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Design for innovation 2018 レポート

はじめまして、MapleSystemsのデザイナーMarinaです。実はnote初投稿。
先日Design for innovation 2018(DFI2018)に参加しました!
とても為になるイベントだったので備忘録も兼ねてレポート。

イノベーションを生み出す経営メソッド(ブランドンさん@btrax CEO)

世界の時価総額ランキングを見ると、世界で台頭しているのはイノベーション企業だということがわかります。

● イノベーションを起こせる会社の3つの特徴
- Move Fast(早い)
- Take Risks(リスクを冒す)
- Design-oriented(デザイン中心)
● デザイン思考のメリット
- User-centered(ユーザー目線)
- Speed(文章より図で表現する方が早いことがあr)
- Innovation

大企業が挑むイノベーション創出への新たな挑戦(池端さん@SOMPO Digital Lab CEO、 加藤さん@エイベックス
グループ執行役員 CEO直轄本部 本部長)

業界最大手がなぜイノベーションにチャレンジするのか? ブランドンさんの司会進行のもと、お二人がわかりやすく説明。

① 危機感
お二人とも、王者の立場にあぐらをかいていてはいけない、という危機意識を持たれていました。

● チャンスとピンチ(加藤さん)
- エンタメは成長業界
- 外部環境の変化(所有→体験)
- デジタルシフトによる新しい価値創出
(例)ピコ太郎Youtubeでのバズり
- 宣伝、営業さえしていればよかった時代は終わる
● 存在意義の低下(池端さん)
- レガシーインダストリーになってしまうことへの危機感
- 技術の進歩と共に保険ニーズが減っている  
- デジタル化で誰でも保険業ができる時代へ
(例)Google, Amazonなど顧客データの多い企業

② チャレンジ
社風の柔軟性に応じ、分社化する・会社文化を変えていくなどの手法で行われたそうです。

● 海外進出(池端さん)
- 横文字の部署(デジタル戦略部)をつくる
- デジタルに強いシリコンバレーに店を構える
● カルチャーの再設定(加藤さん) 
- 新規事業・戦略投資
- 企業理念と行動規範を作り替え、 社員が自ずと意識できるように 

③ 壁
大手ならではの壁があるようです。

● 総論賛成、各論反対(加藤さん)
- 実践のむずかしさ
- 意思決定はされるがリソース確保が難しい
- CEO直轄本部を設立。CEOのコミットの元で行う
● 冷ややかな反応(池端さん)
- 現場とのギャップも大きいためか、会社の反応は冷ややか。
- そもそも危機意識を抱いている人の割合が少ない。

④ 心がけていること
社員の失敗をポジティブ変換しサポートできるのも大手ならではですね。

結果ではなく「成長できたかどうか」で評価(加藤さん)
- がんばりを評価し、再入社させる制度を実施
● 黒字にこだわらない(池端さん)
- ある程度のあきらめも肝要

続きます。

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