未来に何が起こるかなんてわからない

 よく思うことがあるんです。計画していたこと、例えば、どこかに旅行に行くとか、出張に行くとか。また、外出しないとか、するとか。計画していたことの大まかなことは、だいたいわかります。でも、時には計画画素の通りにならないこともありますが。
 それ以外のこと、外出したら偶然にも友人に出会えたとか、とてもいいお店見つけたとか、または、なにか失敗してしまったとか。いくら今までの経験や知識を動員してもわからないことは、わからないのです。

調査・分析では未来を計り知れない

 ですよね。現状を知ること、それからどのようなアクションを取るべきかを考えるために、調査・分析を行います。ただ、それよりも踏み込んだ、未来に何が流行るのか、もしくは次に何が来るのか、知財関連の界隈では、技術動向分析により、次のアクションを決める、というモチベーションが高かったりすることがあります。
 この知財関連ならではの事情はいずれ書くとして、実はこんなことが過去にありました。ある経済系の研究をしているシンクタンクの方(多分それなりの人)がある調査レポート 、電話帳みたいな、を持ってきて、当時の上司に、「レポートはできたが、現場で活用できない、どうにかして将来の方向性を決めるのに使えないか」と相談に来たのです。私はそれなりに学の有りそうな人だったので、自分でも考えられのでは?、と思いましたが、あとになって、調査・分析のジレンマにハマってしまったのかも・・・と思いました。テーマを広く捉え、現状の調査を行うと、来るべき未来のストーリが多岐にわたり、とても収集できるものではなくなります。明日、どんな偶然がおこるかわからないのに、5年後に何が変化しているか、というのは、わかるはずがないのです。

未来の特許を考えるワーキング・グループ

 さて、前回に説明したとおり、私は未来の特許を考える活動を開始するこになりました。明日でさえわからない未来です。でも、当時の私はそのような考えはほとんどなく、やはり調査分析のジレンマにはまってしまいました。様々な現状分析から論理的に将来像を帰結する、そんなことを繰り返すようになり、因果関係を見つけ(勝手に作り)その帰結した未来に向けた技術的な特徴点を見つけるというプロセスを作ったのです。
 でもしっくり来ませんでした。何か足らない、または帰結した未来に納得ができない。新しい技術を語っても具体性がない。そんな、もやもやした気持ちで、自分の活動に疑問を持ち始めました。
 ところで、こんな状態でも、見事に対応できる人たちもいて、未来のストーリを考えるのに嬉々としている人たちもいました。右脳型・左脳型で人の特性を考えるのは少し怪しいですが、その気質を代表するアイコンと考えると、右脳型の人たちだったのだと思います。
 知財部門としては画期的な、企画部門のようなことを、あくまで知財として始めたい。その思いから、未来を先取りした特許を取得することを目指しました。ワーキンググループの成果はいいものではありませんでしたが、今までロジカルで硬い組織であった知財部門を帰るきっかけになったかもしれません。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

2

SHY

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。