知識創造型企業になるべきか

 どうも。ブログを書き始めて数日です。どうせなら毎日更新しようと思い始めました。なので、ネタをじっくり考えるのではなく、思いついた順番でなんとなく続けていきたいと思います。
 ところで、このブログを書き始めたのは、自分が企業の知財部門の中で、一風変わった活動をした記憶を書き留めて置きたいと思ったからです。一般的な知財の仕事とはかなり異なることをしながらも、その根本は組織としての知識創造力を高めるという、知財部門に近いものでした。

企業は知識を生み出すべき?

 知識創造型企業、今までにはないビジネスモデルや製品・サービスを生み出し市場を席巻する企業は、何かしら新しい知識を生み出しています。しかし、一方で、新しい知識(アイデア)を収益に結びつけるのはそう簡単ではありません。私が属していた企業でも、新しいビジネスのアイデアを創出する動きはありましたが、ビジネスとしての成功率はあまり高くなかったと思います。そもそも千三と言われ、成功率0.3%くらいなので、なかなか難しいものであるのだと思います。
 あまりにも確率が低いと、そんなものはやらなくていいのでは、という考え方も出てきます。人が動くにはコストがかかるのが企業ですから、成功したとしても、先行投資を回収できないのであれば、動かない方がいいのかもしれません。知財の話もこれには無関係ではなく、せっかく他社に先んじて研究が進み、知財権も確保し、ビジネスを優位に進められると思っても、実際はビジネスが進まなかったことが多々ありました。余談ですが、このような研究開発から事業化の橋渡しに失敗した場合、そこで創出された知財は負の資産となり、知財の維持管理費が次の事業を圧迫することになります。
 このような事態はあまり嬉しいことではありません。では、それならばやらなくていい、知識創造は企業には必須ではないと言えるでしょうか。

知財は先行的な事業活動のアウトプット

 知財というのは先行的な事業活動、次の世代の事業を担保する布石のようなものだと思っています。前にも書いたかもしれませんが、布石事態には限定した価値しかなく、その布石を生み出したプロセスに価値があります。新しいことを始める中間的なアウトプットとして、知財権をある程度決めた数だけ揃えること、それを市場の知財権利の状態と比較して、今後の活動を進めるのか判断する材料にする。
 事業の種類にもよるかもしれませんが、技術的な強みを生かして、大きな市場を考えていくのであれば、先行的な技術が少ない分野、他の企業よりも先んじている分野を知財を証左として、選択していくのも一つの方法だと思います。
 その場合、知財を生み出すプロセスとして必須なのが、その技術をほしいと思う顧客の存在です。ただ、新しい技術については顧客は具体的なニーズを持っていないかもしれません。顧客の真の声を集め、自社技術における課題解決とのマッチ度を比べれば、何かしらの判断材料が出てきます。
 顧客の真の課題を集め見える化するために、私はビジネスモデルキャンバスとデザイン思考的アプローチを知財部門として提供してきました。なので、このあと数回は私が試みてきたことや、そのツール類についてお話できればと思います。

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SHY

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