新幹線喫煙室

『全席禁煙』とは誰のためか

 東海道新幹線🚄のぞみ号。当方が乗る時はいつも自由席のココに。何故だと思いますか?この写真に括目すればヒントあります。

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 昔のように『喫煙車』と『禁煙車』の両方があった頃はよかった。現在では、中途半端で迷惑な”配慮”のおかげでこのような隅っこに追いやられる(=ホームの端まで歩かされる)始末です😡
 もし、「1号車の最端の席」でなければ、どういう状況に見舞われる恐れがあるのか、推し測ることはできますか?
 
 以前、新聞記事に次のようなものがありました。

『受動喫煙への対策として「全席禁煙🚭」とした最新車両に置き換わってきている。車両間のデッキに設けられた喫煙ルームでの「立ちたばこ」は引き続き可能だが「車窓を楽しみながら座席で一服」はできなくなる。』 ---。

 愛煙家にとっては頭の痛い話でしょう。時代と共に「制限」は厳しくなっていくばかりで、不自由で肩身の狭い思いをしていることには間違いありません。では、その裏返しで、非喫煙者がそれ相当の便益を得ているのかというと、決してそんなことはありません🙅
 現に、タバコを吸わない者として、前述の対応には甚だ困惑させられているのですから。
 
 もう少し詳しく掘り下げましょう☝

 『受動喫煙』とは、何も火をつけているその瞬間に限ったことではない、という話です。喫煙車が無くされるとはすなわち、嫌煙者が、「消炎直後にデッキから煙をまとったまま席に戻ってくる喫煙者」と隣り合わせ又はすぐ近くの席になり得る😡ということ。通路を歩く人からのもの(風を巻き起こす!)を含め、これは広義の『三次喫煙』です。

 券売機で切符を買う際、「喫煙ルーム近く」はボタンで指定できても「遠く」は無いように思います。あるいは、そもそも、「喫煙ルーム近く」を指定せず遠くまで歩くことを厭わない人もいます。
 
 「飲食店の全面禁煙を実現すべきだ」という根拠が「(客ではなく)ホール係のスタッフの受動喫煙防止」と含める声があるように、当該懸案に関しては「車掌や売り子さんのため」という説を唱える人もいるようですが、真偽のほどはわかりません。
 
 北陸新幹線など一部の新幹線路線では車内に喫煙ルームすら設けない真の「全面禁煙化」が完了👌しているようですが、もしそうならないのであれば、むしろ従来通りに喫煙車を残してくれた方が、本質的な「分煙」が実現され、より確実かつ賢明な間接喫煙対策となり得るのです。
 「絶縁」ならぬ「絶煙」が実現不可能なら、このような空虚な名ばかりの「禁煙」対処は足蹴にしたいところです。

 『屋内全面禁煙』を闇雲に推進しようとする(=建物の周囲が”喫煙所”と化し、むしろより多くの通り掛かりの人々が否応なく煙を吸わされるという事態を誘発する)のと同様に、『全車禁煙』にしてしまうのは、実は困ったデザインなのです…

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