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デザイナーの私が、リサーチをするようになった理由と意識していること

「デザインの無駄な修正や手間を減らしていきたい!」
デザイナーの私がリサーチをするようになったのは、こんなこと思ったのがはじまりだったと記憶しています。最初はごくごく手元のことだったのです。

デザイナーの諦めムードから

なんだか、まわりのデザイナーさんがみんな諦めているんです・・。

ディレクターからの「お客さんが言ったから・・」チーフデザイナーからの「ここはこう直さないとお客さんが納得しないから余計なことするな・・」

それを繰り返しているうちにだんだん面倒になって、「嗚呼、無駄な抵抗はよそう・・」と。

でも、そんなのやっぱり納得いきませんでした。
自分が良いと思っているものを消してまで言いなりにならないといけないのか?私はただのPhotoshopで綺麗に見た目を作れるだけの存在なのか?

と同時に、知れば知る程、自分の上記のような気持ちがまだまだ青かったなと、今となっては感じます(笑)


私がリサーチするときに意識していること

例として、せっかくなので「#noteをグロース」を取り上げてみます。

“「あなたの投稿の下に、他のクリエイターの投稿リンクがでたら」どう思いますか?”

noteのCXOである深津さんがnoteをグロース記事「記事の下のオススメに、他人の記事がでることの是非」で、上記のことを投げかけていました。

深津さんが経緯を丁寧に書かれていたので、もうあとは自分の意見を書くだけ…という流れになりそうなのですが、そこでちょっと立ち止まります。

これが自分で担当した案件であれば、深津さんからの投げかけは、担当者から下記のような唐突に質問されたのと似たような状況に感じました。

“「今関わってもらっているAサービスとは関係ないんだけど、Bサービスの改善をしててね。このボタンをここに置こうとしてるんだけど、君はどう思う?」”

私自身はnoteを利用するユーザーではありますが、noteのサービスや運営会社、担当者、方向性などを知らないため、深津さん(普段の案件であれば担当者)が、どういう意図でそう投げかけてきたのか?その『背景』をあまり知らない状態です。


<背景を知ることで自分の常識を取り払う>

『背景』を知ることは、私にとって【自分の中の“常識”を取り払う】、とても重要な作業。

課題を考える・デザインを考える前に、“自分”という枠にとらわれず、いろんな角度から物事をみることができるか?

ユーザー視点だけでなく、企業側の視点を持てることも、とても大切なことだと思っています。


<どこに着目しているのか?>

私が今回、#noteをグロース へ意見する前のどこに着目しているのかを、簡単に図にしてみました。企業のやりたいことがあり、ユーザーのニーズがあり、そこから生まれるサービス。そして、それはいつも世の中や時代という枠の中にあると考えています。

・世の中・企業・ユーザー・サービス

↑この4つをそれぞれ調べたり、照らし合わせたりしながら、たくさんのことをインプットし、現状の把握や企業やサービスが向かっている・向かうべき方向性を探ります。

これを自分の中に吸収した上で、#noteをグロース を考え始めないと、まったく検討違いな意見をしそうに思いました。


こんな感じで「背景」を知ることで、なぜそのビジュアルにするのか?UIにするのか?デザインの方向性が見えてきます。

最初はデザインの無駄な出戻りを減らすために、ディレクターやクライアントと認識合わせしたり納得してもらうためでしたが、
リサーチをすることで自分のデザインに深みが出てきたことを感じました。


※当記事の掲載時の就活は無事終了いたしました🙇‍♀️

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