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10年後必ず滅びる会社の特徴

【変化することを継続できる企業だけが存続できる】

結論から言うと、10年後も生き残り続けることが出来る会社の条件は「変化し続けることが出来る」企業だけだと考えています。
皆さんもご存じの「チャールズ・ダーウィンの進化論」では、「環境に適応した形質を獲得した種が分岐し、多様な種が生じる」と説明されていますが、簡単に言うと、恐竜のように強大で、屈強で、筋肉量が多く、大きなコミュニティ形成力を有していても、変化に適応出来なかったから絶滅したということです。恐竜よりも圧倒的に小さく軟弱な人間は、1対1で戦闘しても勝ち目はありませんが、「環境の変化に適応することが出来た」から、今もこうして生存し、文明を進化させ続けることが出来ているのです。
これからの会社の在り方もこれと同じ事が言えるのでは無いかと考えています。
ちょうど今から40年前の1980年代では、安定成長期からバブル期に突入し国民所得が急激に向上し、インフラ整備が進んだため日本の生活水準は一気に高まりました。1ドルあたり360円の固定相場制から、変動相場制に変化し、プラザ合意を経て215円の大幅な円高となったため、銀行の金利が引き下げられ企業の投資欲が向上しました。この当時は、「変化することがリスク」である時代でした。なぜなら、皆が儲かっていたからです。
皆が儲かっている時代で、周りと違うことをすれば顧客のニーズを取りこぼしてしてしまう可能性が高いからです。
しかし、企業は円高の状態で、株式と不動産投資を次々と行ったため、それらはいつしか妥当性の尺度を超えた価値まで上昇していました。ついに銀行は金利を上げざるを得ない状況となり、結果不動産の一斉売却によってバブル崩壊が起こってしまう訳です。「変化をしないことは将来性を放棄」していることと同じなのです
2019年現在では、インターネットテクノロジーが急激に進化し、日本でも83.6% の人がモバイル端末を持ちインターネットで情報を日々取得しています。

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平成29年版情報通信白書 図表6-2-1-1情報通信端末の世帯保有率の推移

すなわち、インターネットで自社商材が検索出来ない企業は、残りの17%の顧客層にしかマーケットを展開できていないという事になります。
結果として商材の販路を変化させなければ生き残ってはいけません。
変化をすることを拒めば社会から淘汰されてしまうからです。

【若手社員がすぐ辞める・・・価値観も変化しているからです】

昨今の少子化により、生産年齢人口は年々減少し、2025年問題を待たずして超高齢化社会の波が押し寄せてくることで社会保障問題が発生し、企業は生産性をAIを駆使することで増進させ、少人数で多くの利益を発生させなければならない時代となってきました。しかし、対人ビジネスや建設業、医師・看護師、介護福祉士のような医療・福祉業界は、AIだけに生産性そのものを代替することが困難であるため、人手不足にさらに悩み、結果としてリニューアル及びサテライト店舗が開設出来なかったり、企業合併や倒産を起こし、顧客ニーズを補完することが難しくなっているのです。

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企業の生存率グラフから見ても分かりますが、企業生存率は経過年数に応じて下降し続け、インターネットソリューションの競争が激しい昨今では、さらにこの数値は早い段階で下降しています。
さらに・・・

平成27年文部科学省初等中等教育局の提言によると、「今の子供たちの65%は今は存在しない職業に就く」との予測が立っているようなのです。
つまり、10年間スパンで約30%の既存企業は淘汰され、子供たちが20年後社会に出るときには、65%もの新事業を彼らが生み出していくと言っているのです。
少し前の事になりますが、小学生の将来就きたいランキングに「YouTuber」がランクインしていました。これが、どういった意味を持っているか分かりますか?

「YouTuberは楽しくお金を稼いでいるように見えるという姿を見て、既存企業に入ることを完全にデメリットとして捉えている」

ということです。すなわち、生産性を少人数で動かす昨今の大人達の姿は子供達からすると「辛そう・・・」なのです。

しかし!高度経済成長期、バブル期も大人達は必死で働き、戦後の焼け野原を急成長させてきた!「辛そう・・・」なのは今に始まったことじゃないのです!ではなぜ、そのような感情を子供達が持っているのでしょうか。

【価値観が進化したからです】

70代の方は食に対して価値観の根幹部分を持ち、
40代の方はお金に対して価値観の根幹部分を持ち、
20代の方は存在意義に対して価値観の根幹部分を持っていると考えています。

戦後間もない頃は、食べ物が不足していました。美味しいご飯をお腹一杯食べたい!それが、当時をリアルタイムで生きてきた人たちの絶対的な目標であり、価値観だったのです。
私の曾祖父が、「麦飯の上に薄い白米を乗せて、木陰に隠れて食べていた」と子供の頃に教えてくれたことを覚えています。
価値観を、幼少期からの不足に対する渇望から生じる成果物だとすると、今の20代は、「ご飯」にも「お金の選択的自由」にも困ってきてはいないのです。
すなわち、下位欲求はある程度自分で満たすことが出来たため、「自分が社会(会社)に対して何の役に立てるだろうか」という高次の欲求を持つようになり、それを「承認してもらえる」ことがこの上ない幸せなのです。

若手社員がずっと働きたくなる会社=承認してくれる会社

これは現在社会における絶対条件だと思っています。時代は変化しています。就業環境や言葉の掛け方1つ、変化し続けなければ、生き残ることはできません。時代の変化を読み、古い考え方は捨て、常にイノベーションを起こしていきましょう!

10年後も生き残るために・・・【まとめ】

①変化することを恐れず変化し続けること
②時代の先を予測して行動すること
③価値観も時代によって変化することを認識すること
④現在の時代は相手を承認する時代であることを認識すること

もちろん、承認にも種類がありますし、「叱る」ということは必要です。
しかし、「叱る」ということにも「承認土台」が必要な時代というのが、今の時代なのです。これについても他の記事でご紹介させて頂きます。

皆様ご拝読頂き、ありがとうございました。
エンジョイライフ!子供達に楽しい姿を見せましょう!!(*^o^*)

ほいじゃーね!


いつも拝読下さってありがとうございます! 最低でも週1で皆さんのお役に立てるような記事を掲載していきます!宜しくですっ(^-^)/